2010年6月28日月曜日

最盛期のレンゲツツジと湯の丸山

 「梅雨の間の晴れ間」とまではいかないものの、ときどき日も差す曇り空の中、東御市方面に所用があったついでに、湯の丸高原のレンゲツツジもそろそろ見頃かと思って、足をのばしてみました。迎えてくれたレンゲツツジはちょうど見頃で、その見事さに突き動かされて、すぐに帰るのもなんとなくもったいないような気がしてきて、湯の丸山の頂上まで登ってきました。
 湯の丸スキー場の大駐車場に車を止めて、ツツジ平に向かいます。ほとんどの観光客はリフトに乗って上がっていきます。私は、リフト脇のゲレンデを徒歩です。しかし、これが結構きついのです。歩き慣れないせいもあって、ゼイゼイしながらなんとか登り切ります。
 ツツジ平では、普通の服装をした観光客や、カメラと三脚を持った写真目的の人で賑わっています。平日でもこれだけの人出ですから、土日はさぞかし人出も多いことだろうと思います。
 リフトに乗れば、ハイヒールやサンダル履きでも来られますから、観光地のフラワーパークといった感覚です。
 ツツジ平の写真を数枚アップしておきます。写真をクリックしてみてください。拡大します。
 正面、左側の山が湯の丸山(南峰)です。右側は北峰。ツツジ平の上部までくると、やっぱり山頂まで登りたくなります。トレッキングシューズを履いてきたので、思い切って登ることにしました。 ツツジ平のレンゲツツジの深紅の模様を真下に見ながら、結構急な登山道を登っていきます。ツツジ平の上部にあった遭難防止の鐘から頂上まで800メートルと案内板にあったので、距離はそれほどありません。でも、坂はかなりきついです。
 湯の丸山の南峰の頂上に着きました。標高は、2101メートルとあります。視界が一気に開けました。奥の山は烏帽子岳です。下の写真も。烏帽子岳の頂上は標高2065.6メートルなので、湯の丸山よりやや低いです。それにしても、頂上を吹き渡る風は心地よく、疲れは完全に吹き飛んでしまいました。
 南峰の頂上から北峰を望みます。北峰は標高2098.6メートルだそうです。
 菅平方面です。中央手前の湖は菅平ダム湖です。奥に白く光っているのは、レタス用のマルチフィルムです。
 群馬県嬬恋村方面です。奥の湖は田代湖です。こちらは、マルチフィルムはありません。キャベツ栽培には、マルチを使わないようです。
頂上付近には、コイワカガミが群生しています。四阿山や根子岳では、こんなには群生していませんでした。近くの山でも、山によって植物体系は微妙に違ってくるのだと思います。それにしても湯の丸山山頂付近のコイワカガミは見事でした。レンゲツツジに勝るとも劣らないと感じました。 
 山頂直下には、ハクサンシャクナゲが群生していました。ほとんどがまだ固いつぼみでしたが、やや下の方に一株だけ満開になっている株がありました。湯の丸高原一帯は、高山植物の宝庫といわれていますが、これらの花を見にくるだけでも、ここにはまた来る価値があると思います。
 また、頂上付近からレンゲ平までの間、ウグイスがひっきりなしに鳴いていました。ウグイスのさえずりをずっと聞きながらの登山は、また格別の趣のあるものでした。

2010年6月17日木曜日

玉ネギ掘り

 玉ネギの茎の所もほとんど折れ、収穫適期になってきました。天気が二日ばかり続いたので、今日玉ネギ掘りをおこないました。ほんとうは、もう少し天気が続いてから掘った方が腐りが少なくなっていいのだと思いますが、天気予報を見る限りしばらくは晴天を見込めないので、今日掘ってしまったわけです。
 玉ネギ作りもだんだん上手になってきて、とてもいいものができました。今年は、ムラサキ玉ネギも作ってみたのですが、我ながらいい玉になったと、自画自賛しています。

2010年6月11日金曜日

四阿山 (日本百名山) に登る

 田植えも終わって、農作業の一段落した今日、梅雨前の晴れ間をねらって、四阿山(2354メートル)に登ってきました。
 菅平牧場    9:00 ~ 四阿山山頂 11:15
 四阿山山頂 11:30 ~ 根子岳山頂 12:35
 根子岳山頂 12:45 ~ 菅平牧場   13:45
5時間弱の山登りでしたが、毎日見ていても登ったことがなく、今年こそは登りたいものだと思っていた念願を果たしました。冒頭の写真は、四阿山山頂に建立されている二つの祠です。奥は上州祠、手前が信州祠です。
 登山口の菅平牧場管理事務所に着いたら、口蹄疫の予防のために消石灰を撒いていました。牧場内に入る山菜採りは、今年は禁止だそうです。登山者も牧場わきの登山道を通るため、消石灰を踏んで消毒していくように注意されました。下の写真のように、牧場内立ち入り禁止の告示もありました。
 「中四阿」経由で登ります。少しゆくと、緑が目に優しい。赤紫のツツジも緑に映えていました。
 「中四阿」付近から下を見れば、菅平がよく見えます。高原野菜用のマルチがキラキラ光っています。
 また、「中四阿」付近から根子岳を見ると、切り立った爆裂火口壁が正面にグッと迫ってきます。
 四阿山頂上の上州祠。群馬県側の標識には「吾妻(四阿)山」とありました。
 同じく、信州祠。なぜか上州祠よりすこし低いところにあります。
 四阿山の頂上付近の北斜面には雪がまだ残っています。この日はとても暑かったので、気持ちだけでも涼しくなりました。
 四阿山と根子岳の中間の鞍部からの根子岳方向の眺めです。一面、笹に覆われていてビロードの絨毯のようです。
 鞍部より根子岳にむかう途中で振り返れば、四阿山の北側には残雪の筋が何本も見えました。
 根子岳山頂の祠。1月に続いて2度目の参拝です。
 根子岳山頂のガラ場。1月は氷雪の世界だったけれど、いまは石がゴロゴロしています。その周りは背の低い笹が一面に生えています。
 根子岳からすこし下ったところで振り返れば、あたりは低木と笹の世界です。ダケカンバもまだ芽がでていません。
 ダケカンバ林の中に咲くツツジが綺麗です。このツツジはなんという名前でしょうか? 花はミツバツツジにそっくりですが、葉は三枚ではありません。‥‥あ、わかりました。ネットで調べていたら、「ムラサキヤシオ」という名前のツツジだそうです。雄しべが10本あるのが特徴で、よく似たヤマツツジ(雄しべ5本)と区別できるのだそうです。
 このあたりまでくだってくると、ダケカンバ(または白樺)も芽吹いています。そして、もうすこし下ると、下の写真のように緑もかなり濃くなってきます。
 出発地点の牧場管理事務所まで戻ってきました。牛がのんびりと草を食べていました。口蹄疫がここまで広がらないように祈って、消石灰が撒かれた道を後にしたのでした。この時期の二千メートル級の山は、まさに新緑の世界で、山の上からの遠望はあまり期待できませんが、緑の中を歩くと身も心も洗われます。

 最後に、深田久弥の『日本百名山』の一節と、春先に「神川の谷」(つまり自宅付近)から撮った四阿山(右)と根子岳(左)の写真を載せておきたいと思います。  「信越線の上田に近づくと、神川(四阿山から流れ出る川)の谷の奥に、遙かにこの山の望まれる所がある。頂上がやや左に傾いだ屋根型をして、その右端に乳首のような丘が盛りあがっている。いい形である。昔の人はただどんな山でも名山とは呼ばなかった。眺めて美しい、品格のある山でなければならなかった。」(深田久弥著『日本百名山』から)

2010年6月9日水曜日

畑の作物の様子

6月も中旬になって、畑の作物もやっと元気がでてきました。写真上から、長芋、ジャガイモ、里芋、サツマイモ、トマトです。こうやって見てみると、自分の好きな野菜は芋類にかなり片寄っていることがわかります。

2010年6月7日月曜日

水田に除草剤をまく

 田んぼの方は、田植えが終わって十日近く経ちました。稲も活着して、分けつが進んでいます。今朝は5時半に起きて、水田に除草剤を撒きました。除草剤は、軽い顆粒剤なので、風のない朝のうちに撒くに限ります。動力散布機で撒くので、作業自体は楽なのですが、均一に撒くにはかなり熟練が必要です。
 稲も、ここまでくればあとは水の管理と畦草刈りぐらいで、秋の収穫を待つのみです。写真は、田植え後10日めの水田の様子です。

2010年6月2日水曜日

低温気候に強いジャガイモ

 今年の異常気候のなかで、ジャガイモだけはひとり気を吐いています。ジャガイモは、寒冷地に適した作物だそうで、低温とか長雨に対しても結構抵抗力があるようです。
 畑のジャガイモも元気に育っています。ところで、写真のなかに4種類のジャガイモが植わっていますが、お判りでしょうか?写真では、微妙な葉の違いが分かりづらいのですが、現物を見るとその違いがよく分かります。
 左から、「アンデス」「十勝こがね」「男爵」「キタアカリ」です。でも、右側の半分以上は「キタアカリ」ですが。

2010年6月1日火曜日

低温で里芋の生育不良

 今年の気候は、極端な高温の日があったと思えば、低温の日が続いたりと、異常です。5月9日に発芽を確認して植えた里芋も、畑に移植したあと低温が影響して芽が伸びてきません。その頃芽が出ておらず、その後もずっとビニールハウスで育ててきたものの方が芽が出て大きくなってしまいました。写真のポットのものと畑に植えたものとを比べて見てください。
 今日は、ビニールハウスで育ててきたものを畑に移植しました。今後は、天気が続くことを祈るばかりです。