葉が合歓の木にそっくりな草に、クサネムというものがあります。豆のサヤのようなものの中に、実が入っていて、大きさが米粒とほぼおなじなのです。これが、水田に蔓延すると、きわめてやっかいなのです。選別機で、米と分離することができず、玄米の中に黒い豆粒が混ざった状態になってしまって、米の等級が下がってしまい、当然価格も下がります。
これを分離するには、色彩選別機という機械にかければ可能なのですが、高価な機械なので、まだこのあたりでは普及していません。
先日、畦草を刈っていたら、畦際にこのクサネムがビッシリと生えていました。周りには、まだ見当たらないので、とりあえず全部抜いて、様子を見ることにしました。 クサネムは、稲作にとって、不倶戴天の敵です。