稲を天日干しして、収穫するにあって、いちばん気を遣うのは乾燥状態が適正であるかどうかです。乾燥が不十分だと、保存できないのでライスセンターで乾燥機にかけてもらわなければなりません。したがって、脱穀のまえには農協になんどか足をはこんで、水分測定をしてもらいます。この作業は結構めんどうなので、水分測定機を購入して自分でやることにしました。けっこう高価な物ですが、籾の乾燥状態をこまかくチェックできるので、思い切って買いました。米は、水分が15パーセント以下だと乾燥状態は良好です。
野菜をつくっている畑は、一級河川・神川のそばにあります。この川は、四阿山や根子岳、烏帽子岳を水源としていて、水量も豊富です。
実りの秋、稲の穂が垂れ下がってくると、一つの問題が発生してきます。それは、スズメによる被害です。スズメの群れにとりつかれたら、実入りの初期の段階では米も柔らかくて食べやすいので、かなりの被害がでます。これを防ぐために田んぼ一面にネットをはる人もいますが、なかなか大変な作業で、私のように気の短い者にはできません。