2007年12月23日日曜日

烏帽子岳とローマン橋

 農作業の方は一休みですので、きょうは毎日見ている風景の一コマをお届けします。標高二千メートル余りの烏帽子岳、麓には上信越自動車道のローマン橋、この毎日見ている景色も写真にとってみればかなりきれいな一コマとなります。(写真をクリックして、拡大してごらんください。)

2007年12月16日日曜日

貴重な冬の葉物野菜

 雪がちらつくようになると、外の農作業はほとんどありません。そうした中、秋遅くに播いたホウレン草などの葉物野菜が、貴重な存在となってきます。もともとホウレン草は寒さに強いのですが、簡単なビニールハウスで覆ってやると品質の良い物が収穫できます。冬のホウレン草は、甘みも増してきてとてもおいしいです。

2007年12月9日日曜日

すでにフキノトウが

 来春の野菜作りの準備のため、藁を短く切って畑に入れ、早く腐るようにトラクターで土と混ぜました。そのついでに、畑のわきにあるフキのところをのぞいてみると、枯れ葉の下には、すでにフキノトウが顔をのぞかせていました。
 まだ春にはかなりあるけれど、季節は確実に進行中です。さっそくフキ味噌にして食べようと思って、十個ばかりを収穫しました。本年度の農産物の収穫は、フキに始まってフキで終わりました。
 それにつけても、フキ味噌のほろ苦い味は、冬を通り越して春の息吹を感じさせてくれ、とても豊かな気持になります。

2007年12月2日日曜日

鳥たちへの贈り物

 リンゴの収穫もおわりました。野菜などのとり入れもほとんど終わり、農作業も一段落です。リンゴの木の高いところに小さいリンゴを2,3個とり忘れていました。でも、これはこれからだんだん餌がなくなってくる鳥たちへのささやかな贈り物としておきましょう。 (写真正面の山は、烏帽子岳)            

野沢菜は霜に晒され味がでる

 霜が何度か降りるようになると、野沢菜漬けの季節が到来します。野沢菜は、霜にあうほどに、ヌメリがましておいしくなると言われています。
 いま野沢菜は、写真のように、霜に何回かあって葉の先の方が枯れかかってきていますが、こうなるといよいよ漬け時です。
 雪が舞うような寒い日、漬け物桶の中まで凍っている、そんなところから出してきた野沢菜漬けをこたつに入って熱いお茶を飲みながら食べる‥冬の信州の典型的な味覚は、霜に何度も晒された野沢菜から生まれるのです。

2007年11月18日日曜日

おいしいリンゴになりました

 このところの冷え込みで、リンゴのフジも密がつまって、おいしくなってきました。私は趣味の園芸の領域で数本のフジを栽培していますが、年ごとに良いリンゴが採れるようになってきました。出荷しているわけではないので、あまり手をかけないので良い色に仕上がりませんが、味はとても良く、我ながらおいしいリンゴになったと思っています。

霜が降りたのであわてて大根を収穫しました

 17日は、朝の最低気温がマイナス3度ぐらいまで下がり霜が降りました。大根は土より上にでている部分が多く、凍るとダメになってしまいます。今年は暖かいので、のんびりしていたのですが、大あわてで大根、里芋、ネギを収穫しました。里芋など、先週まで茎が青々していたのですが、この冷え込みで、土から上の部分は一気にとろけてしまいました。
 ところで、大根の種に一粒だけ異種が混じっていたらしく、サツマイモのような色をした赤い大根があり、びっくりしました。(写真上)
 また、ネギは、しばらく日だまりで干してから保存します。すると、春まで柔らかいネギが食べられます。(写真下。写真のネギは下仁田ネギ。主には松本一本ネギを作っています。)

2007年11月11日日曜日

小松菜やチンゲンサイも育っています

 ホウレン草と同じ頃、小松菜とチンゲンサイも種を播きました。すこし時期が遅いかと思いましたが、気候が暖かいせいか、生育もよく、収穫できるようになりました。簡単なビニールハウスを造って、正月頃まで収穫できるようにしたいと考えています。写真上がチンゲンサイ、下が小松菜。

晩秋の葉物野菜

 秋が深まるにつれ、根菜が収穫の時期を迎えますが、葉物野菜はだんだんと少なくなっていきます。とくに信州では、冬は気温が下がりますから、葉物野菜は限られてきます。寒さに比較的つよい葉物野菜の代表は、ホウレン草でしょう。ホウレン草は、気温が下がれば、ますますうま味が増してくるそうです。晩秋~冬に収穫するように種を播いたホウレン草が、順調に生育しています。
なお、ホウレン草の種は殻がかたいので、一晩水に漬けておいて播くと発芽率が良いようです。

2007年11月4日日曜日

芋煮会

 今日、地区の仲間と芋煮会をおこないました。10人ほどで、みそ味風の芋煮を作って食べましたが、最高の味でした。里芋も柔らかく、大鍋いっぱいの芋煮も、つぎつぎとおかわりで、秋の味覚を堪能しました。
 里芋は、作るのがけっこう難しいのですが、私の家の畑は里芋作りに適しているらしく、地上の部分の成長がいいだけでなく、芋もたくさん付き、十分な大きさになっています。野菜類は各自持ちよりで、そのできを仲間といろいろ批評しながら作る芋煮の味もまた格別でした。

2007年11月3日土曜日

田んぼの秋耕し

 稲刈りが終わって、一ヶ月以上たちますが、天気が長続きせず、田んぼを耕すことができませんでした。今日、田んぼの状態が、良さそうだったので、秋耕しをおこなってみました。やや湿り気が多いものの、タイヤが沈まないで、耕すことができました。土がタイヤにつかない程度で、湿り気があれば、トラクターにあまり負荷がかからないで、早く耕すことができ、理想的です。今日は、まさにそのような状態だったので、意外と短時間で作業をおこなうことができました。これで田んぼの仕事は、今年度は終わりです。 ‥‥ご苦労様、と自分に言い聞かせています。

2007年10月29日月曜日

玉ネギの植え付け

 昨日、玉ネギの苗を植え付けました。8月下旬に種を播いた玉ネギの苗は、気候にも恵まれ、十分な大きさになっています。玉ネギの栽培で、一番気を遣うことは、冬の凍みで地面が凍って、根が浮き上がり枯れてしまうことに対する対策です。いままでの失敗の教訓から、マルチシートをすれば地温が上がり、比較的枯れないことがわかったので、手間がかかってもマルチシートをして植え付けました。自称「手伝いのおばさん」にも手を借りて、根気のいる作業を終えました。

2007年10月21日日曜日

大きな里芋がとれました

 里芋を二株ほど掘ってみました。二株で、ポリバケツに山盛りいっぱいになるほど、大きくてたくさんの子芋がついていました。かつてない収穫です。本格的に掘るのは、11月に入ってからですので、もっと大きくなるとおもいます。
11月に予定している芋煮会がいまから楽しみです。

2007年10月20日土曜日

秋野菜の季節

 秋野菜の収穫には、すこしはやいけれど、収穫できるほどの大きさに成長しているものもあります。今日、生姜とニンジンを少し掘ってみました。ニンジンはばらつきがあるけれど、十分な大きさになっていました。根菜も、早取りしたものはとても柔らかくておいしいです。まだ、陽気が暖かいので保存はきかないから、全部はとれないけれど、食卓にのせる分ぐらいをとってきて、食べています。
 根菜も、自分でつくったものは、味が濃く、香りも強いです。食品の安全性にいろいろ疑問が投げかけられている昨今、自前の野菜を食べるのも、一種の贅沢かもしれません。これらの野菜は、もちろん無農薬です。

2007年10月14日日曜日

「陽光」が赤くなりました

 数年まえに植えたリンゴ「陽光」が20個ほど実を付け、やっと食べられるほどになりました。フジが収穫できる前にとれるリンゴで、うまく作れるかどうか心配でしたが、味もまあまあでした。
秋の深まりとともに、果物もおいしくなっていきます。

2007年10月7日日曜日

実りの秋は現在進行形

 稲の収穫が終わりホッとしているうちに、実りの秋は確実に進みつつあります。四、五年まえに植えた早生柿が食べられるようになりました。ゴマが入っていて十分甘いです。
 また七月中旬に種を播いたニンジンを間引きしてみたら、もう収穫できるくらいの大きさになっていました。まさに、収穫の秋は現在進行形です。

2007年9月30日日曜日

米の水分測定

 稲を天日干しして、収穫するにあって、いちばん気を遣うのは乾燥状態が適正であるかどうかです。乾燥が不十分だと、保存できないのでライスセンターで乾燥機にかけてもらわなければなりません。したがって、脱穀のまえには農協になんどか足をはこんで、水分測定をしてもらいます。
 この作業は結構めんどうなので、水分測定機を購入して自分でやることにしました。けっこう高価な物ですが、籾の乾燥状態をこまかくチェックできるので、思い切って買いました。米は、水分が15パーセント以下だと乾燥状態は良好です。

稲の脱穀

 9月22日~23日に稲刈りをしたあと、好天がつづき、稲の乾燥状態もよかったので、29日に脱穀をしました。稲の乾燥は水分が15パーセント以下というのがめやすなのですが、前日の真夏並みの天気のせいか、ハゼ掛けの稲の水分を測定したら13~14パーセントになっていました。昔は「ハゼ20日」などと言ったそうですが、いまは刈り取り時期も早まったせいか、天気さえよければ一週間も乾燥させれば十分のようです。
 日曜日は雨の天気予報がでていたので、昼はパンをかじりながら休みなしで、800坪を一日でやってしまいました。疲れた-。

2007年9月24日月曜日

里芋畑はジャングル

 九月も下旬になると、里芋の茎と葉がいちだんと大きくなってきます。写真のように、人の背丈ぐらいになり、里芋畑はまるでジャングルのようです。あと一ヶ月もすれば、食べられるような大きさの芋がたくさん付くと思います。取りたての柔らかい里芋の食感は、なんともいえません。

イナゴもいます

 稲刈りをしていたら、田んぼの畦にイナゴがかなりいました。今は、稲刈りもはやくなったので、稲刈りのころ見かけるイナゴは、青い色の部分が多いですが、私の小さい頃見かけたイナゴはもっと黄色かったと思います。気温が下がって夜露がおりる頃のイナゴは、朝のうちは動きが鈍くて簡単に捕まえることができました。いまではイナゴは食べませんが、昔はよくイナゴの佃煮が食卓にならんだものです。

赤トンボについて

 今、田んぼや畑には、赤トンボがたくさんとんでいます。最近見かける赤トンボは、ナツアカネやアキアカネです。ナツアカネとアキアカネは、そっくりですが、顔まで赤くなるのはナツアカネなのだそうです。アキアカネはナツアカネとそっくりですが、顔の部分までは赤くならないらしいです。ところで、七月ごろいた赤トンボは、ミヤマアカネというのだそうです。羽根の先の方に、褐色の帯の部分があるので、はっきりと区別することができます。赤トンボに、こんなにたくさんの種類があるのを今年はじめて知りました。
 上の写真がナツアカネ(顔まで赤い)、下がミヤマアカネです。

2007年9月23日日曜日

「真夏の!」稲刈り

 9月22日、23日と稲刈りをしました。22日は、真夏のような天気で、暑さにまいってしまいました。クーラーボックスに飲み物をいれておいて、10分おきに飲みながらやるといった状況でした。高温による稲の品質低下も懸念され、農協もはやく刈り取るよう情報をながしているようです。
 私は、耕地整理されていない水田はハゼ掛けをしていますが、苦労といえば苦労ですが、この作業は家中総出でやる数少ない機会でもあり、おもしろい側面もあります。23日は雨が降るかと心配していたのですが、力強い助っ人もいて、雨にもあわず無事刈り取りを終えました。

2007年9月16日日曜日

秋野菜も順調に生育

 九月のはじめに種を播いた大根や白菜も、このところの雨で、順調に育っています。(写真右) 
 今年は、土に水分があったので、種をまいてから数日で発芽し、生育もかなり早いです。
 私は、昨年から生姜を栽培しています。気候のせいか、このあたりでは生姜を栽培している人はいませんが、園芸店に種がおいてあったので、試しにつくったところかなりいい物がとれたので、今年もつくってみました。若い生姜を味噌を付けて食べると、ビールのつまみとしては最高です。今年は去年よりいい物がとれそうです。(写真左)



2007年9月15日土曜日

アレチウリ

 野菜をつくっている畑は、一級河川・神川のそばにあります。この川は、四阿山や根子岳、烏帽子岳を水源としていて、水量も豊富です。
 ところで、いまこの川が一つの危機に直面しています。それは、アレチウリの繁茂です。下流の千曲川もそうですが、近辺の川はこの外来植物が異常に繁茂していて、在来の植物が追いやられつつあります。
 写真のように、アレチウリはすべての植物の上に一面覆い被さるように生い茂ります。その異常な繁殖力は、いくら駆除しても追いつきません。まごまごしていると、畑の中まで進出してくるから、気が抜けません。
 なお、アレチウリは2006年から、生態系等に被害を及ぼす「特定外来生物」としての適用を受けることになったそうです。詳しくは、長野県のホームページをご覧ください。

2007年9月5日水曜日

爆音器

 実りの秋、稲の穂が垂れ下がってくると、一つの問題が発生してきます。それは、スズメによる被害です。スズメの群れにとりつかれたら、実入りの初期の段階では米も柔らかくて食べやすいので、かなりの被害がでます。これを防ぐために田んぼ一面にネットをはる人もいますが、なかなか大変な作業で、私のように気の短い者にはできません。
 そこで、爆音器でスズメを追い払うという手っ取り早い方法でその場をしのぎます。でもこれは、農地のそばまで住宅が建てられつつある現状では、騒音問題があってかなり気を遣います。私は、音量をできるだけ絞って、期間も実入りの初期の段階に限定して使っています。今の爆音器は、音量や鳴る間隔をマイコン制御でコントロールできるから、そうしたことも可能です。写真の黄色いカバーの中にマイコンが入っています。燃料はプロパンガスです。
 私の子供のころは、カーバイドをブリキ製の筒に入れて水を加えアセチレンガスを発生させて、マッチで火をつけて爆発させる爆音器があって、これを使ってスズメを追い払うのが祖父と私の役目でした。チビってうまくいかなかったり、鼓膜が破れる寸前のような思いをしたことを思い出しました。そしてそれは、祖父に遊んでもらった日々の記憶へとつながっています。

2007年9月1日土曜日

蕎麦の花

 我が家の田んぼの近くにある減反してある田んぼで、蕎麦の花が満開となりました。蕎麦の作付けはこのあたりでは珍しく、久しぶりに蕎麦の花を見ました。 それにしても蕎麦の成長は早く、つい一ヶ月ほど前に種を播いたと思ったら、もう花が咲きました。花も昨日は気が付かなかったのですが、今日行ってみたら満開なので驚きました。

秋野菜の種まき

 9月に入り、この間の雨で畑の状態も水分を含んで種まきには絶好の条件が整ってきたので、大根や白菜の秋野菜の種をまきました。大根は、ふつうの「総ぶとり」とおろし用の青首大根、聖護院大根、からし大根と、四種類まきました。いろいろ作って見るのも結構おもしろいです。
 また、ネギや玉ねぎの種をまいて、苗を育て始めました。玉ねぎは11月に移植しますが、ふつうのネギは来年の4月まで苗として育てます。
 ところで、水田の稲も写真のように穂が垂れ下がり、黄色く色づいてきました。ここまで来れば、刈り取りもすぐです。あとは、台風などが到来して倒伏しないことを祈るばかりです。

2007年8月26日日曜日

棚田での案山子祭り

 私の家から数キロのところに、「稲倉の棚田」とよばれている場所があります。そこでは、棚田を守ろうと、いろいろな活動がおこなわれていますが、その一環として案山子祭りがおこなわれています。”たんぼの案山子”としても、これを見逃すわけにはいかないと早速見物にいってきました。農道の両側にずらりと並んだ案山子たちは、どれも力作ぞろいでした。そのなかの一部を紹介します。

2007年8月13日月曜日

好天続きでトマトが美味しい

 8月にはいってから、毎日暑い日がつづいて、乾燥をこのむトマトは、歯ごたえのあるおいしいものがとれるようになりました。トマトは化学肥料はあたえず、堆肥だけでそだてます。雨にあたると病気が発生しやすくなるので、雨よけハウスで栽培したほうが農薬にたよらないトマトがつくれます。
右の写真は、私が農薬を一切使わずに栽培しているトマトです。また、下の写真は、今日収穫した野菜です。オクラもとれるようになりました。

稲の穂が出始めました

 稲の穂が出始めました。例年だと、お盆にはほとんど穂が出そろうのですが、今年は7月の日照不足の影響でやっと出始めたところです。例年より、1週間~10日おくれているのではないでしょうか。 農作物を観察していると、その年の気候の状態がわかっておもしろいです。
 稲も花は、白い粉のような状態で、びっしりついています。この時期の日照が受粉を左右するのだそうで、このところのカンカン照りは稲の受粉には申し分ないのではないかと思います。

2007年8月5日日曜日

里芋の葉にたまった夜露

 今朝畑にいったところ、里芋の葉に夜露がたまって大きな水滴になっていました。 この風景を見て、子供のころ、里芋の葉にたまった水滴を集めて墨をすり、七夕の願い事を書いたことを思い出しました。たしかこの水滴は神聖なもので、字がうまく書けるようになるとか、願い事がかなうようになるとか言われたような気がします。
 真夏の朝の澄み切った空気から生み出された水の玉は、夏の強い日差しを受け、混じりけのない清らかな姿をキラキラと輝かせていて、神秘的ともいえる美しさを漂わせていました。

2007年8月4日土曜日

甘いスイカがとれました

 今年は、園芸店で大玉スイカの苗を1本、小玉スイカの苗を3本購入して、スイカを栽培してみました。テレビで、スイカ栽培農家が苗を移植しているところをやっていたので、同じようにマルチシートをして、トンネルハウスをつくって植えました。初期の段階での保温が大切といっていたので、その点を留意しました。また、堆肥などの有機肥料もたっぷり入れて土づくりをしておきました。
 今日、大玉2個、小玉2個を収穫しましたが、自分が作ったとは思えないできばえで、甘いスイカがとれました。まだ畑には10個以上あるので、今年の夏はスイカは食べ放題になりそうです。

2007年7月29日日曜日

赤トンボが飛び交う

 「土用干し」をおこなっていたので、田んぼに水をかける必要がないので、ここしばらくは田んぼに行っていませんでした。このところの好天で田んぼも十分乾いたので、そろそろ水を入れようと思って、田んぼに行きました。すると、もう赤トンボが飛び交っているではありませんか。
 赤トンボの代表種には、「アキアカネ」と「ナツアカネ」があるそうですが、たぶん「ナツアカネ」ではないかと思います。ここまで来ると、稲の出穂も間近です。

里芋も成長期

 7月も下旬になると、里芋も大きく成長してきます。里芋は、もともと暖かいところのものなので、温度があがってこないと成長が鈍いようです。それと、土地が乾燥していると成長が悪いようです。私は、去年方々に配って評判がよく、ことしもリクエストがたくさんあったので、3Kg 作付けしました。いい物をつくるには、いろいろノーハウがあるようです。
 ところで、里芋には、毎年下の写真のような虫がつき、葉をくいあらします。今年もすでに数十匹とってつぶしました。「よとう虫」の一種でしょうか?黒くて気味が悪いです。

2007年7月22日日曜日

最盛期を迎えた夏野菜

 










  7月も下旬になると、キュウリ、ナス、トマトなどの夏野菜がドンドンとれだします。とくにキュウリは、10本ぐらいしか植えてないのですが、毎日バケツ一杯ぐらいとれるようになりました。とれ始めの野菜は、みずみずしくて美味しいです。もちろん無農薬です。

2007年7月21日土曜日

減反について考える

 私は、今年、地区の減反委員です。仕事の内容は、市役所や農協の窓口になって、書類を配布したりとりまとめるのが主なものです。昨日は、現地確認ということで、半日休暇をとって、市役所の職員を案内して回りました。減反(げんたん)とは、水田に稲を作付けしないことをいうのですが、米が余っているから仕方がないといってしまえばそれまでですが、この制度は非常に問題のあるものだと感じています。内容についてはともかく、いままでの補助金漬け政策が国の財政破綻のあおりでほころびがでていることだけは間違いなさそうです。
 そして、ますます小規模農家が切り捨てられていくのです。それと、減反はなによりも農地の荒廃を引き起こしているのです。私たちの地区では農地の荒廃は比較的すくないのですが、それでも二、三見受けられました。右の写真のような水田もありました。

2007年7月8日日曜日

ジャガイモ掘り

 ジャガイモがかなり大きくなったので、収穫しました。右の写真のように茎や葉の部分はまだ青いのですが、大きくなりすぎると、中が空洞になったり(スガイルと言います)するので、掘ってしまいました。キタアカリは、大きいもので例年の倍ぐらいに成長しています。したがって、収穫量も例年よりかなり多いです。
 「こんなに作ってどうするの?!」という家人のおしかりの声が飛んできそうです。来年の春には、今年以上に捨てなければならず、それが大変なのだそうです。
 下の写真は、今日収穫したジャガイモ (キタアカリ) の山。

2007年7月4日水曜日

蛍だより その2

 今日は、かなりの雨が降ったので、8時過ぎに田んぼの様子を見にでかけました。昨日蛍を目撃したのとは違う、区画整理をした水田です。この水田近くの水路の畦の草むらのなかで、ゲンジボタル2匹が光っているのを目撃しました。水路はU字溝ですが、草が生い茂って水のなかまで入り込んでいるようなところなので、蛍が生息できるのかもしれません。雨上がりなので、蛍も飛ばないで、草のなかにいたのだと思います。
 意外と多くの蛍を目撃できて、うれしいです。いばらくは、夜暗くなってから、田んぼに行くことにします。

2007年7月3日火曜日

今年はじめて蛍をみる

 きょう、夜8時半すぎ、懐中電灯を片手に田んぼへいってみました。目的のひとつは運動、もうひとつはそろそろ蛍が見られるかもしれないと思ったからです。いました、いました、4~5匹の蛍が田んぼのうえを舞っていました。この蛍のいる田んぼは、イモリが生息しているところで、用水路も昔のままの状態で、まだコンクリートで固められてはいません。水量はわずかでも、生息できる環境なんですね。
 蛍は、ヘイケボタルで、光の強さはゲンジボタルには劣るけれど、でも飛んでいる姿を見れば、ワクワクしてきます。

水田の中干し

田植えをしてから、35日ぐらい経つと、水田の中干しをおこないます。たまっている水を払って、数日間乾かします。これは、① 穂をつけない無効分けつの発生をおさえる ② 株の伸びすぎを抑制して倒伏を軽減する ③ 土に酸素を供給し、根を健全に成長させる ‥‥といった効果があるのだそうです。あと一ヶ月もすれば、稲も穂が出てきます。稲は、いま出穂にむけて大きく成長してゆく時期です。 (写真は中干し中の田んぼ)