2009年9月30日水曜日

八ッ場ダムの現場

 仕事の方は暇で、しかも雨ばかり降っていて農作業ができないので、群馬県の長野原町へドライブにいってきました。というのは、9月のシルバーウイークに妻の知り合いで二人も八ッ場ダムの現場を見に行ったという人がいて、しかも国道144号線(と145号線)が大渋滞だったということを聞いたからです。いまや、吾妻渓谷より八ッ場ダム(道路しか造っていませんが)の方が観光名所になってしまったようです。
 ウイークデーなら渋滞もないだろうと、家を出て国道144号線を一直線、1時間20分で着きました。妻恋村を抜け、長野原町の中心街を過ぎると吾妻渓谷が急に狭くなるあたりにダム工事の予定地があります。取り付け道路の工事の真っ最中らしく大型ダンプがひっきりなしに通行していました。
 率直な感想を一言。こんなに水量の少ない川にダムが必要なら日本中至る所にダムを造らなくてはならなくなるだろう。それに、こんなにすばらしい景観をぶちこわして、しかも地元の大反対を押し切ってまで造る必要があったのだうか?
 帰りは、湯の丸高原を通ってきましたが、紅葉が雨に映えとてもすばらしかったです。
 写真上は、八ッ場ダムの関連道路。写真下は湯の丸高原の紅葉。

2009年9月28日月曜日

ニンジンも大きくなってきました

 7月に種を播いたニンジンも、大きくなってきました。このところの小雨で土はカチカチなのでやっと掘り出してみましたが、お湿りがないにもかかわらずかなり大きくなってきました。十分に収穫できる大きさです。写真右は「黒田5寸ニンジン」、左の葉がついているのが「ベーターリッチ」です。見かけではそんなに区別がありません。食味はどうでしょうか?

2009年9月27日日曜日

稲の脱穀

 先週の日、月と刈り取った稲が十分乾燥しているので、脱穀をはじめました。昔は「ハゼ二十日」などといって、天日干しのばあいは二十日前後乾燥させなければならないといっていましたが、刈り取り時期が早まったいまでは、天気さえ続けば一週間も乾燥させれば大丈夫のようです。籾の水分含有量を測定したら、13.5%~14.5%とやや乾燥しすぎの状態でした。ちなみに、適正値は15%だそうです。

2009年9月24日木曜日

庭のキンモクセイが満開

 わが家の庭にあるキンモクセイが、いま満開です。植えて十数年たつこの木は4メートルばかりに生長しましたが、花がビッシリと付き甘酸っぱい香りを庭中に充満させています。トイレの芳香剤にこの香りが使われているので、あまりいい印象を持たない人もいるらしいですが、やはり木から発散される自然の香りはすばらしいです。
 中国語では、この花のことを「桂花(gui4hua1)」といって、「貴(gui4)」と発音が同じためとても縁起のいい花とされていると聞きました。また「桂花酒(gui4hua1jiu3)」というキンモクセイの花の香りをつけた酒もあって、これはとてもおいしいです。

2009年9月21日月曜日

例年なみの稲刈り

 出穂以降の好天にめぐまれ、稲も刈り入れ適期になってきました。7月の雨続きの頃は、稲の生長はかなり後れていると言われていたのですが、その後の好天続きで結局刈り取り適期は例年並みになりました。
 というわけで、私も昨日から稲刈りをはじめました。日中は、強すぎる日差しで、作業もかなりきついのですが、稲の乾燥にとっては最適の気候です。
 話はかわりますが、写真の稲刈り機はヤンマーの中古で2~3年しか使ってなかったものを5万円で数年前に買ったものです。結束ミスがなく、とても調子がいいです。元の所有者は離農されたお年寄りだそうですが、こういう買い物をしなければ農業収入で機械の償却はできない時代にきていると痛感している今日この頃です。
 

2009年9月19日土曜日

二階から見た田んぼの風景

 お盆すぎから好天が続き、成長が遅れていた稲も一気に色づき、刈り取りの季節が到来しました。わが家の二階から見た田んぼの風景をアップします。「黄金なす稲面」の表現がぴったりの田んぼは、黄金色に輝いています。本当に眺めていても爽快です。

2009年9月18日金曜日

サツマイモ掘り

 サツマイモを植えてから4ヶ月が経ったので、今日サツマイモ掘りをおこないました。葉はまだ青々していて、少しもったいないような気もしましたが、収穫適期ということで6株ばかりのイモを掘ってみました。大きいものや、やや小ぶりのものなど全部でコンテナに二つありました。思った以上の収穫でした。
 いまから、稲の脱穀あとの焼き芋が楽しみです。

2009年9月13日日曜日

雨は降ったけれど … 稲の到伏

 昨日は、当地でも20ミリ余りの降水量があり、カラカラに乾いていた畑にとっては文字どおり恵みの雨でした。ところが、転びかけていた稲にとっては、それこそ到伏にだめ押しの雨となりました。今年は、7月の日照不足で稲の草丈が異常に伸びていたので、到伏は避けられないと覚悟していたのですが、いざ現実となるといささかガッカリします。
 毎年同じように肥料を撒いても、その年の気候によってこうしたこともおこるわけで、父が口癖のように言っていた「百姓の仕事は毎年が一年生だ」ということが、身にしみて実感しました。

2009年9月6日日曜日

大根の種まき

 大根の種まきの季節ですが、雨がほとんど降らなくて、畑はカラカラ状態です。潅水ポンプを出動させ、種を播く前と後にたっぷり潅水をしました。こうしておけば、しばらくは水やりをしなくてもなんとか発芽するでしょう。この時期は、大根のほかにも小松菜やホーレン草などの葉物野菜の種まきもおこないますが、発芽させるまでの水やりは、結構労力が要ります。

2009年9月5日土曜日

サツマイモの試し掘り

 サツマイモは、ツルばかり元気よく広がっていって、果たしてイモがついているのか少し心配になってきました。また、こんなにツルが青々しているので、いつ収穫したらいいのかも見当がつきません。ネットで色々見てみたら、「植えてから4ヶ月が収穫適期」とありました。私がサツマイモを植えたのは、5月16日ごろだったのですが、ポット苗を植えたのでもうそろそろ見てみようと思って、一株試し掘りしてみました。
 結果は、思ったより上出来でした。まだ小さいものも幾つかありましたが、大きいイモがごっそりついていました。今年の秋は、焼き芋をたらふく食べられそうです。
 ちなみに、サツマイモは「紅あずま」です。

2009年9月4日金曜日

痛い出費 エンジンの焼き付き

 先週、畑の潅水をおこなっていたところ、急にポンプのエンジンが止まってしまいました。再度エンジンをかけようと思って、リコイルスターターを引っ張ってもまったく動かないのです。「やばい」と思ってエンジンオイルを点検すると案の定全然ないのです。近くの農機具店に持ち込んで見て貰うと、やはりエンジンの焼き付きで、修理費は新品を買うぐらいかかるとのことでした。ポンプに直結しているエンジンは、4サイクルでもコンパクトに作られているので、クランクケースが小さく入るオイル量もすくなく、ちょっとした油断が致命的故障になってしまったようです。
 ポンプはもう一台、二十数キロの大きなものがあるのですが、畑でちょっとした潅水に使うには重すぎて不便です。「二十数年も使ったので、もう減価償却したからよし」と自分に言い聞かせて泣く泣く新品を購入しました。ホームセンターで、「工進」のポンプを26,000円の出費でした。エンジンは、富士重工製で、4サイクルです。重量は、約6キロで、片手で軽く運べます。でも、揚程は35メートル、吐出量は110リットル/分と性能はまあまあです。
 農機具店で勧められたホンダのポンプの約半額でした。それにしても、性能はほとんど同じなのにどうしてこうも値段が違うのでしょうか?もっとも、そのホンダのポンプも、ネットで3万円少しで売っているところがありましたが。
 ところで、「揚程」とか、「吐出量」などという言葉を聞くと、学生時代にポンプの設計の課題があって、結構苦労した記憶がなぜか蘇ってきました。