九月に入れば、秋野菜の種まきが目白押しです。お盆過ぎの白菜から始まって、大根、チンゲンサイ、コマツナ、葉大根と種をまいてきて、今日はアサツキの種まきです。アサツキというマイナーな野菜は、あまりなじみがないので、どのようにするか見たことがない人がほとんどだと思います。
6月頃堀りあげて、涼しいところで乾燥させておいた「らっきょう」のような種ですが、これがいくつかの房に分かれて、それぞれが種になります。その一つ一つを、10センチ間隔ぐらいで掘っておいた溝のなかに、4~5センチ間隔でおいていきます。そして最後に土をかければ終わりです。
秋に芽が出て細ネギぐらいに育ちますが、秋には収穫しません。旬は、来年の春です。一つ一つの種から分けつしてたくさんの細ネギ状のアサツキが収穫できます。外見は、細ネギとほとんど同じですが、辛みが強く、早春の味覚が感じられて、私はアサツキの方が好きです。