上田市近辺では、8月2日の夜、わずか2、3時間のあいだに100ミリ前後の雨が降ったそうです。神川水系では、この大雨のため用水路の頭首工(取り入れ口)が軒並み大打撃を受けました。私は、今年地区の水利係をやっているので、早速徴集がかかり、地元の用水路の頭首工の対策に早朝5時から出動しました。
稲もちょうど出穂期をむかえ、水が一番必要とされる時期なので、大石で埋まってしまった頭首工は、早急に手を打たなければなりません。きょうの午後にでもまた出動して、人海作戦で少しでも水を通すようにしなければならなくなると思います。
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というわけで、午後、上田市水道局の職員も含め総勢二十名あまりで、当面の水量を確保できるだけの水路を手作業で開けました。この新屋堰は、上田市の上水道の水源にもなっているので、各地区から選ばれてくる水利委員も農業用水の確保以外に「市民の水を守る」という気概をもっていて、皆献身的に作業をおこなったのでした。