2015年1月11日日曜日

地区のどんど焼き

今朝は、地区のどんど焼きがおこなわれました。昨日、育成会の皆さんが中心になって作っておいた繭玉飾りを焼いて食べます。「これを食べれば風邪をひかないよ」とよく言われますが、それはないです。でもこうした言い伝えも、ひとつの文化的伝承で、嘘でもどこかほのぼのとしています。
 今は、養蚕農家は皆無なので、繭玉といっても知らない人がほとんどです。私は、小さい頃、家で養蚕をやっていたので、桑の葉を蚕に与えたり、 「蚕拾い」といって、成熟して体が透きとおってきた蚕を拾い上げて繭を作らせるための選別の手伝いをした経験がありますが、今から考えれば、貴重な経験と言えるでしょう。
 ともあれ、繭玉を作って飾るという風習は、主な収入源である養蚕がうまくいきますようにとの願いがこめられたものだったのではないでしょうか。