2024年6月20日木曜日

今年の馬鈴薯は大不作

  いま、馬鈴薯を掘っていますが、高温障害のためか、いろいろな問題が発生し、収量は大不作です。大雨と干ばつの繰り返しで、畝には大きなヒビが入り、そのヒビの間から日光が入り、芋の「青芋」化が大量に発生しました。(写真上) 「青芋」は食べると中毒の危険性があるので、全量破棄せざるを得ません。
 また、土壌水分の激変のためか、芋が大量に割れてしまいました。(写真下) こうした障害のため、良品はかなり少なくなってしまいました。単価が多少高くなっても、全体の売り上げには影響なく、かつて無い不作となってしまうのです。

2024年6月10日月曜日

里芋の植え付け

    茄子の定植も終わって、春季の植え付け作業もいよいよ里芋だけとなりました。アルミシートなどの保温材をとって、種芋がどのようになっているか見たところ、ほとんどが芽吹いており、中には30センチほどに伸びているものもありました。今年は、最低気温があまり低くなかったためか、傷みもひどくなく、腐ってしまった種芋もあまりありませんでした。(写真下)
 掘り出した種芋は、60センチ間隔で、昨日掘った溝に並べていき、土を崩して、種芋が見えなくなるまで覆って植え付けは完了です。今後、あまり雨が降らないようなら、畑に水をかけて灌水する予定です。

2024年6月5日水曜日

季節外れの秋桜

   コスモスは秋に咲くから、「秋桜」と書くのだと思っていました。去年畑の隅に積み上げておいた枯れ草から種がこぼれ落ちて、ブロッコリー畑のあちらこちらに雑草のようにはえて来たコスモスが、ポチポチと花を咲かせています。寒暖の差が激しいので、秋の到来と勘違いしたのでしょうか。雑草と思えば腹が立ちますが、きれいな草花と思って眺めれば、心が和みます。早朝、コスモスを眺めながらブロッコリーを収穫しています。

2024年6月3日月曜日

キュウリ棚の製作とツルの誘引

  グリーンボールやブロッコリーを収穫して、直売所に出しながら、ほかの野菜の手入れも平行しておこなっているのですが、待ったなしの段階に来ているのがキュウリ棚の作成です。
  キュウリは、ツルを誘引してやらなければ、「地這瓜」になってしまいます。また、ツルが長く伸びてくれば、棚を作ってネットを張る作業がとてもやりづらくなってきます。そういう訳で、先月の末に田植えが終わってから、キュウリの方に全力を傾注して作業を進め、なんとか完成させることができました。ツルの伸びが不揃いなので、長く伸びたのから、ネットに縛り付けていきます。
 この作業は、「テープナー」というホッチキスのお化けのような道具を使っておこないます。光分解するテープで、ツルとネットの紐をくるんで、そのテープをホッチキスの玉で固定すると完了という仕組みになっています。一瞬で終わります。

2024年6月2日日曜日

ブロッコリーの収穫

  ブロッコリーも収穫適期となり、雨の中、カッパを着て、早朝から畑に行って収穫してきました。ブロッコリーは、在圃性が無く蕾が開くと農産物としての価値は無くなってしまうし、鮮度も非常に大切なので、「朝どり」に限ります。だから、雨が降っていようが、毎日早朝に収穫する必要があるのです。
 ブロッコリーとグリーンボールの収穫が重なってしまったので、しばらくは早起きは不可避となりました。
 ちなみに、今回はサカタの「ピクセル」を作って見ましたが、アントシアニンが出てしまう傾向があり、やはり従来の「おはよう」の方が良かったような気がします。また、今年のブロッコリーは草丈があまり伸びず、蕾も全体的に小ぶりです。これは陽気のせいなのでしょうか。

2024年6月1日土曜日

グリーンボールの収穫

   今年は、「キャベツの価格が高くてなかなか買えない」という話をよく聞きます。私の畑でも、キャベツ(グリーンボール)が収穫適期となり、昨日から直売所に出し始めました。でも、一般のお店の値段が高いからといって、そんなに極端に高い値段はつけられません。平均すると、一つ200円前後でしょうか。去年より50円ぐらい高くなっていますが、資材などの高騰を考えれば、直売所らしい良心的な価格設定だと思います。
   美味しく、安く、安心安全な生産者の顔が見える野菜作りをモットーに、品質の良いグリーンボールを提供していきたいと思います。ちなみに、今年作付けの品種は、サカタの「アーリーボール」です。このグリーンボールは、作りやすいし、良品率も高く、今まで作ってきたいくつかの品種の中では一番良いと思います。おすすめです。