二月も下旬になったので、ナスの台木の種まきをしました。品種は、タキイの『トナシム』です。去年から、この台木を導入して接ぎ木をおこなっているのですが、半身萎凋病や青枯れ病といった、発病後に農薬では防除できない病気から完全に解放され、もはやこの接ぎ木作業なしではナスは栽培できないと感じています。
『トナシム』は、生育のスピードが遅いので、穂木より2週間前後早く播種をおこなう必要があって、この時期の種まきとなっているわけです。
ただ、残念なことに、種は1,000粒単位でしか売っていないので、5~600粒あれば足りる自分にとって、余りが無駄になってしまうことです。一袋5,000円少しですから、2,000円ちょっとを捨ててしまうことになります。でも、タキイで売り出している接ぎ木苗は一本500円ほどですから、500本ほどの接ぎ木苗を自作すると25万円という計算になって、「まあ微々たるものだ」と自分を納得させています。