田植えをおこなってから5週間以上がたち、植えた苗も分けつして、実入りに結びつく有効分けつの数も確保されてきたので、水田の中干しを始めました。土に空気を触れさせることで、藁くずなどが発酵してできるメタンガスなどを抜くこと、酸素を根に供給することなどの効果がいわれていますが、何よりも田圃の土を乾かして堅くすることが秋のコンバインによる収穫にとって必須なので、この中干し作業は必ずおこなう必要があるのです。
そして、田圃の水を落としたチャンスに、水持ちの悪い田圃にとって最後の除草剤散布をおこなう機会でもあるのです。と言うわけで、落水散布でおこなう除草剤「バサグラン粒剤」の散布も同時におこないました。
オヤジのたのしい農作業日記
2025年6月28日土曜日
良質な茄子がなり始めました
5月10日に定植した茄子が、いよいよ収穫できるようになりました。コメリに予約注文した接ぎ木苗ですが、やはり自分で接ぎ木したものより均一にそろっていて、生育も順調です。最初は50個ほどですが、この3日ほど毎日40~50個ほど収穫できていて、今後の収穫量もかなり期待できそうです。
ところで、茄子の品種ですが、自分が栽培してみて、「台木=トナシム、穂木=筑陽」が最強のような気がします。台木のトナシムは、萎凋病や半身萎凋病、青枯れ病にきわめて強力ですし、筑陽は食味は最高ですし、黒光りして見た目もとても良いのです。直売所でも、並べてみれば一目瞭然で、見た目ピカイチです。
ところで、茄子の品種ですが、自分が栽培してみて、「台木=トナシム、穂木=筑陽」が最強のような気がします。台木のトナシムは、萎凋病や半身萎凋病、青枯れ病にきわめて強力ですし、筑陽は食味は最高ですし、黒光りして見た目もとても良いのです。直売所でも、並べてみれば一目瞭然で、見た目ピカイチです。
2025年6月26日木曜日
スパイダーモア(自走式傾斜地草刈機)を購入しました
真夏の暑い時期、水田の畦草刈りは、苦行の以外のなにものでもありません。とりわけ、大きくて急な斜面での草刈りは、身体のバランスとりと、無理な格好での草刈機の振り回しで、ヘトヘトになってしまう重労働です。今までは、老体にむち打ってなんとかやってきましたが、もう限界です。と言う訳で、スパイダーモア(自走斜面草刈機)を導入して、なんとか米作りをもう少し続けていこうと考えをあらたにしたのです。
今回購入したものは、刈り幅430ミリの機種で、ミドルランクの機種です。はじめは、少し高価でも刈り幅500ミリの最高ランクの機種を購入しようと思っていたのですが、農機具屋の社長の「軽い方が取り回しが楽」というすすめもあって、これにしたのです。午前中、100メートルあまりの急斜面の大土手2本の草刈りをやってきたのですが、身体も楽ですし、作業時間も短く、しかも刈りあともきれいで、「もっと早く導入すれば良かった」というのが、正直な感想でした。
今回購入したものは、刈り幅430ミリの機種で、ミドルランクの機種です。はじめは、少し高価でも刈り幅500ミリの最高ランクの機種を購入しようと思っていたのですが、農機具屋の社長の「軽い方が取り回しが楽」というすすめもあって、これにしたのです。午前中、100メートルあまりの急斜面の大土手2本の草刈りをやってきたのですが、身体も楽ですし、作業時間も短く、しかも刈りあともきれいで、「もっと早く導入すれば良かった」というのが、正直な感想でした。
2025年6月22日日曜日
2025年6月17日火曜日
政府「作況指数」のカラクリ
政府が毎年発表している米の「作況指数」が現実とあまりにも乖離しているという批判を受け、今年からその発表を取りやめることにしたと報道されています。
私は、自分が作っている米の出来高がいつも「作況指数」とかなりかけ離れているので、この問題には強い関心を持ってきました。ここに来て、報道されている内容を見てみて、なるほどと思うことがいくつかあります。まず、政府の統計に使っているライスグレーダー(米選別機)の網目は、1.7ミリで三等米まで主食用の米としてカウントされているというのです。当方では、ライスグレーダーの網目は1.85ミリ以上と決められていて、収穫される米もすべて一等米(しかもAランクの一等米)です。そこからふるい落とされる米は、「しいな米」として煎餅などの加工か家畜の餌になってしまうものなのです。この手の米までカウントして、「今年の米の生産高」と発表されているとは、驚くべきことです。
こんな統計は、何か別の意図が隠されているのではないかと、勘ぐりたくなってきます。ともあれ、でたらめ農政のツケは、いつも庶民に回されてくるのです。
私は、自分が作っている米の出来高がいつも「作況指数」とかなりかけ離れているので、この問題には強い関心を持ってきました。ここに来て、報道されている内容を見てみて、なるほどと思うことがいくつかあります。まず、政府の統計に使っているライスグレーダー(米選別機)の網目は、1.7ミリで三等米まで主食用の米としてカウントされているというのです。当方では、ライスグレーダーの網目は1.85ミリ以上と決められていて、収穫される米もすべて一等米(しかもAランクの一等米)です。そこからふるい落とされる米は、「しいな米」として煎餅などの加工か家畜の餌になってしまうものなのです。この手の米までカウントして、「今年の米の生産高」と発表されているとは、驚くべきことです。
こんな統計は、何か別の意図が隠されているのではないかと、勘ぐりたくなってきます。ともあれ、でたらめ農政のツケは、いつも庶民に回されてくるのです。
2025年6月16日月曜日
2025年6月15日日曜日
久しぶりに見たタヌキ
数年前に、疥癬病にかかったタヌキを見かけて以来、タヌキを目撃することがなかったのですが、今日数年ぶりにタヌキを見かけました。畑で作業をしているとき、ふと振り返ると、ずっとこちらを窺っている動物と目が合いました。タヌキです。どこから出てきたのか、農道の真ん中で、こちらを窺ってジッとしているのです。写真を撮りながら近づいていくと、結局は近くの水路のトンネルの中へ逃げ込んで行きましたが、日中にこんなに近くまで現れるとは思いもよらないことでした。
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