トマトも4段目あたりの花房が開花してくると、カルシュウム不足による尻腐れ病の発生を警戒しなければなりません。
トマトの尻腐れ病はカルシュウム不足によって引き起こされる生理障害ですが、気付いた時はすでに遅く、花の段階からカルシュウム不足にならないように注意していかなければなりません。そのための対策として、
① 元肥にカルシュウムなどの微量要素が十分含まれているものを施す。
② 窒素は、カルシュウムが吸収されるのを妨げるので、窒素肥料は少なめにする。
③ 葉が茂り過ぎると、カルシュウムは葉に消費されて花や実に行かなくなるので、茂り過
ぎた葉は葉柄の根元から欠いて落としてやる。
④ カルシュウム剤の葉面散布で、葉からもカルシュウムを吸収させてやる。
① 、②はすでに実行済みなので、今日は③と④をおこないました。カルシュウム剤は、「アクアカル」の300倍を散布し、茂り過ぎている葉を適当に落としてやりました。
また、 カルシュウム剤は茄子の「スジ果」発生の防止効果があるとのことなので、茄子にも葉面散布をおこないました。
これらは、実際の栽培のなかから学んだことなのですが、野菜作りも本当に奧が深いです。