2007年9月30日日曜日

米の水分測定

 稲を天日干しして、収穫するにあって、いちばん気を遣うのは乾燥状態が適正であるかどうかです。乾燥が不十分だと、保存できないのでライスセンターで乾燥機にかけてもらわなければなりません。したがって、脱穀のまえには農協になんどか足をはこんで、水分測定をしてもらいます。
 この作業は結構めんどうなので、水分測定機を購入して自分でやることにしました。けっこう高価な物ですが、籾の乾燥状態をこまかくチェックできるので、思い切って買いました。米は、水分が15パーセント以下だと乾燥状態は良好です。

稲の脱穀

 9月22日~23日に稲刈りをしたあと、好天がつづき、稲の乾燥状態もよかったので、29日に脱穀をしました。稲の乾燥は水分が15パーセント以下というのがめやすなのですが、前日の真夏並みの天気のせいか、ハゼ掛けの稲の水分を測定したら13~14パーセントになっていました。昔は「ハゼ20日」などと言ったそうですが、いまは刈り取り時期も早まったせいか、天気さえよければ一週間も乾燥させれば十分のようです。
 日曜日は雨の天気予報がでていたので、昼はパンをかじりながら休みなしで、800坪を一日でやってしまいました。疲れた-。

2007年9月24日月曜日

里芋畑はジャングル

 九月も下旬になると、里芋の茎と葉がいちだんと大きくなってきます。写真のように、人の背丈ぐらいになり、里芋畑はまるでジャングルのようです。あと一ヶ月もすれば、食べられるような大きさの芋がたくさん付くと思います。取りたての柔らかい里芋の食感は、なんともいえません。

イナゴもいます

 稲刈りをしていたら、田んぼの畦にイナゴがかなりいました。今は、稲刈りもはやくなったので、稲刈りのころ見かけるイナゴは、青い色の部分が多いですが、私の小さい頃見かけたイナゴはもっと黄色かったと思います。気温が下がって夜露がおりる頃のイナゴは、朝のうちは動きが鈍くて簡単に捕まえることができました。いまではイナゴは食べませんが、昔はよくイナゴの佃煮が食卓にならんだものです。

赤トンボについて

 今、田んぼや畑には、赤トンボがたくさんとんでいます。最近見かける赤トンボは、ナツアカネやアキアカネです。ナツアカネとアキアカネは、そっくりですが、顔まで赤くなるのはナツアカネなのだそうです。アキアカネはナツアカネとそっくりですが、顔の部分までは赤くならないらしいです。ところで、七月ごろいた赤トンボは、ミヤマアカネというのだそうです。羽根の先の方に、褐色の帯の部分があるので、はっきりと区別することができます。赤トンボに、こんなにたくさんの種類があるのを今年はじめて知りました。
 上の写真がナツアカネ(顔まで赤い)、下がミヤマアカネです。

2007年9月23日日曜日

「真夏の!」稲刈り

 9月22日、23日と稲刈りをしました。22日は、真夏のような天気で、暑さにまいってしまいました。クーラーボックスに飲み物をいれておいて、10分おきに飲みながらやるといった状況でした。高温による稲の品質低下も懸念され、農協もはやく刈り取るよう情報をながしているようです。
 私は、耕地整理されていない水田はハゼ掛けをしていますが、苦労といえば苦労ですが、この作業は家中総出でやる数少ない機会でもあり、おもしろい側面もあります。23日は雨が降るかと心配していたのですが、力強い助っ人もいて、雨にもあわず無事刈り取りを終えました。

2007年9月16日日曜日

秋野菜も順調に生育

 九月のはじめに種を播いた大根や白菜も、このところの雨で、順調に育っています。(写真右) 
 今年は、土に水分があったので、種をまいてから数日で発芽し、生育もかなり早いです。
 私は、昨年から生姜を栽培しています。気候のせいか、このあたりでは生姜を栽培している人はいませんが、園芸店に種がおいてあったので、試しにつくったところかなりいい物がとれたので、今年もつくってみました。若い生姜を味噌を付けて食べると、ビールのつまみとしては最高です。今年は去年よりいい物がとれそうです。(写真左)



2007年9月15日土曜日

アレチウリ

 野菜をつくっている畑は、一級河川・神川のそばにあります。この川は、四阿山や根子岳、烏帽子岳を水源としていて、水量も豊富です。
 ところで、いまこの川が一つの危機に直面しています。それは、アレチウリの繁茂です。下流の千曲川もそうですが、近辺の川はこの外来植物が異常に繁茂していて、在来の植物が追いやられつつあります。
 写真のように、アレチウリはすべての植物の上に一面覆い被さるように生い茂ります。その異常な繁殖力は、いくら駆除しても追いつきません。まごまごしていると、畑の中まで進出してくるから、気が抜けません。
 なお、アレチウリは2006年から、生態系等に被害を及ぼす「特定外来生物」としての適用を受けることになったそうです。詳しくは、長野県のホームページをご覧ください。

2007年9月5日水曜日

爆音器

 実りの秋、稲の穂が垂れ下がってくると、一つの問題が発生してきます。それは、スズメによる被害です。スズメの群れにとりつかれたら、実入りの初期の段階では米も柔らかくて食べやすいので、かなりの被害がでます。これを防ぐために田んぼ一面にネットをはる人もいますが、なかなか大変な作業で、私のように気の短い者にはできません。
 そこで、爆音器でスズメを追い払うという手っ取り早い方法でその場をしのぎます。でもこれは、農地のそばまで住宅が建てられつつある現状では、騒音問題があってかなり気を遣います。私は、音量をできるだけ絞って、期間も実入りの初期の段階に限定して使っています。今の爆音器は、音量や鳴る間隔をマイコン制御でコントロールできるから、そうしたことも可能です。写真の黄色いカバーの中にマイコンが入っています。燃料はプロパンガスです。
 私の子供のころは、カーバイドをブリキ製の筒に入れて水を加えアセチレンガスを発生させて、マッチで火をつけて爆発させる爆音器があって、これを使ってスズメを追い払うのが祖父と私の役目でした。チビってうまくいかなかったり、鼓膜が破れる寸前のような思いをしたことを思い出しました。そしてそれは、祖父に遊んでもらった日々の記憶へとつながっています。

2007年9月1日土曜日

蕎麦の花

 我が家の田んぼの近くにある減反してある田んぼで、蕎麦の花が満開となりました。蕎麦の作付けはこのあたりでは珍しく、久しぶりに蕎麦の花を見ました。 それにしても蕎麦の成長は早く、つい一ヶ月ほど前に種を播いたと思ったら、もう花が咲きました。花も昨日は気が付かなかったのですが、今日行ってみたら満開なので驚きました。

秋野菜の種まき

 9月に入り、この間の雨で畑の状態も水分を含んで種まきには絶好の条件が整ってきたので、大根や白菜の秋野菜の種をまきました。大根は、ふつうの「総ぶとり」とおろし用の青首大根、聖護院大根、からし大根と、四種類まきました。いろいろ作って見るのも結構おもしろいです。
 また、ネギや玉ねぎの種をまいて、苗を育て始めました。玉ねぎは11月に移植しますが、ふつうのネギは来年の4月まで苗として育てます。
 ところで、水田の稲も写真のように穂が垂れ下がり、黄色く色づいてきました。ここまで来れば、刈り取りもすぐです。あとは、台風などが到来して倒伏しないことを祈るばかりです。