2012年5月29日火曜日

満開のニセアカシア

畑のそばには、一級河川があって、その河川敷にあるニセアカシアが今満開です。藤の花によく似た花で、木を全部覆ってしまうほど花をつけています。
 ニセアカシアは、もともと日本にはない木で、生長が早いことから河川の護岸などを目的に外国から導入されたものだと聞いています。でも、この木は大きくなりすぎてどこにでも生えてくるので迷惑な存在です。アレチウリほどではないにしても、いまは駆除対象以外のなにものでもありません。

サツマイモの苗

サツマイモの苗を20本ほど買ってきて植えました。植えるといっても、苗は蔓のままで根は出ていないので、挿し芽をするだけです。土に穴を掘って、水をたっぷりかけて、十分水を含んだ土に挿し芽をすれば完了です。
 今まで、「ベニアズマ 」をずっと作っていたのですが、あまりにも大きくなりすぎてしまうので、今年は違う種類のものを植えてみました。自家用だけなので、品種にもあまり関心なく、聞いた名前も忘れてしまいました。でも、電子レンジで焼き芋ができることを知ってから、サツマイモは必ず作ることにしています。

2012年5月28日月曜日

極早生タマネギ 「玉の春」

極早生タマネギの「玉の春」という品種を作ってみたのですが、収穫できるようになったので、直売所に出してみました。極早生品種のタマネギははこちらのような寒冷地では、栽培が難しいのか、あまり成績が良くありませんでした。植え付けてすぐに枯れてしまう率が、「ネオアース」や「猩々赤」に比べてずっと高く、収穫量もとても少ないです。
 ただ、新タマネギを早く食べることができるのは、なんと言っても魅力的で、9月にはもう少し研究して、栽培しやすい品種を選んで種を播き、今年のリベンジを果たしたいと今から決意を新たにしています。

2012年5月27日日曜日

田植えの季節に思う

こちらでは、田植えの最盛期を迎えました。野菜作りでやることが山のようにあっても、田植えも時季が来ればやらなければなりません。
今年は、減反の田圃があるので、田植えも一日で終わります。私も、わずかばかりの「戸別補償」 をもらっているので、減反はやらざるをえません。政府の減反政策は、猫の目行政の典型みたいなもので、まったく理解できません。「戸別補償」についても、一年目は農協に問い合わせてもちゃんとした回答が返ってこなくて参加しなかったのですが、「地区割りローテーションで減反をやっている場合は、割り当てられた年に減反すれば、ほかの年に減反してなくてもやったことになる」と言うことをあとで知って、去年から参加したような有様です。
減反だって、政府の政策に賛同してやっているわけではありません。隣近所のおつきあいでやっているだけのものです。このあたりでも、減反をしない人が年々増えてきていて、遅かれ早かれこの政策も破綻は目に見えているような感じを受けます。
本来楽しいはずの米作りも、無策の行政に翻弄され、この国の農業の未来を象徴するような存在になっていることは、まったく悲しいことです。

2012年5月25日金曜日

里芋の穴底植え

『現代農業』4月号に、福島の東山さんという方が、「里芋の穴底植え」という記事を書かれています。私も、里芋を長年作っているのですが、土寄せをしてもどうしても地上部分にでた「青芋」がかなり多く出てしまうことに悩んでいたので、今年はこの「穴底植え」をやってみることにしました。
  畝間120センチで溝を掘って、その溝の底に株間60センチでスコップで植え穴を堀り、そこに芽出しした里芋の苗を植えていくのです。
  こちらの方が、畝を立ててマルチをして一つずつ植えていくより、ずっと作業性もよく楽なので、これで秀品率も上がって増収になれば言うことはありません。
  『現代農業』の記事はこちらから読めますので、興味のある方はやってみてください。
  http://www.synapse.ne.jp/je6ssy/satoimo-sakasaue.pdf

2012年5月20日日曜日

茄子の定植

最近は、日が差すとハウスの中は30度を超えてしまい、しかも乾燥してカラカラになってしまいます。そうなると、トマトや茄子の苗も管理が大変で、水やり作業も中途半端ではありません。苗の管理作業を軽減するために、これらの苗も早く定植することにしました。 
昨日はキュウリ、今日は茄子を定植しました。茄子は、上手に育てるとかなり樹勢も盛んになるので、今年は株の間を広くとって、畝間150センチ、株間90センチで植えてみました。丸茄子70本、長茄子80本の合計150本を植えましたが、最盛期の収穫のことを考えると、少し頭が痛いです。

生長著しいジャガイモ

ジャガイモは、この時季一日ごとに大きく生長しています。一週間前の写真と比較してみてください。もう少したてば、畝の間は葉で完全に覆われてしまいます。そうなると土寄せの作業ができなくなってしまうので、あわてて雑草退治を兼ねた土寄せをおこないました。

2012年5月13日日曜日

無事だったジャガイモ

今朝は最低気温が3度まで下がって、霜注意報が出ていたのですが幸いにも霜は降りず、ジャガイモも無事でした。ここまで成長してくれば、霜が降りた場合、壊滅的な打撃を受けると思います。あと、一月半ほどで、新ジャガイモも掘れると思いますが、霜など降りないように願うばかりです。

2012年5月12日土曜日

山は雪で真っ白

今日は、一日中冷たい風が吹いています。テレビでは、北海道に雪が降ったと騒いでいます。
午前中は雲が厚くてわからなかったのですが、午後雲が薄くなって来たので、山をみたら頂上付近は真っ白でした。どうりで寒いわけです。
写真の下の方には、大木に絡みついた藤の花が見えると思います。中腹までは、新緑です。でも標高2000メートルの頂上は真っ白というわけです。

フキの食害

自家用に食べるだけだからと、ろくな手入れもしないでいたフキが、食害にあって無残な姿になってしまいました。名前はわかりませんが、黒い虫がフキにびっしりついて、葉を食い荒らしているのです。 
  害虫の巣になってしまえば、近くの畑にも迷惑がかかります。今シーズンに食べるだけの量を収穫して、農薬を散布することにしました。このマイナーな野菜にも、登録農薬があって、その中からキャベツなどのコナガやアオムシにも使える「パダンSG水溶剤」を買ってきて、散布しました。

2012年5月10日木曜日

アスターの苗の植え付け

「お盆にちゃんと花を咲かせるのが技術よ」という種屋のオバチャンの一言で、アスター作りにチャレンジしてみようと思ったのですが、思っていたより結構大変な作業が待ち受けていました。蕾をつけると上が重くなって倒れる危険性があるので、倒伏防止のネットが必要らしいのです。と言うわけで、フラワーネットを先に張って、その目の間に一本づつ植えていくのですが、この作業が結構忍耐力が必要で、大変な作業なのです。でも、せっかく苗を育ててきたので、ここで放り出すわけにもいきません。「忍」の一言をかみしめて、コツコツやっています。

2012年5月8日火曜日

一件小事 (小さな出来事)

私が耕作している水田の隣の農地の真ん中ににあった壊れた箕が、いつの間にかこちらの田圃の畦に置かれていました。元々は、大風でどこかからか飛ばされてきたもののようですが、その後は隣の農地の所有者が片付けるのがいやでこちら側に寄せたようです。これは目撃したわけではなくあくまでも推測ですが、隣の農地の所有者は自分の水田にあった破れた畦シートの断片が他人の田のなかで飛び交っていても片付けないような人なので、この推測もまんざら外れてはいないでしょう。
こんな些細なことでいちいち腹を立てていてもしかたがないので、ゴミは拾ってきて処分しました。 この小さな出来事を前にして、ふと魯迅の「一件小事 (小さな出来事)」を思い出しました。でも魯迅の小さな出来事は感動的であったのですが、今回の小さな出来事はあまりにも寂しいものでありました。
なお、魯迅の「一件小事 (小さな出来事)」の邦訳は、つぎのサイトなどで読むことができますから、興味のある人は読んでみてください。
http://www.neworldjp.com/Show/6330/


2012年5月6日日曜日

トマトの種の発芽率

トマトの苗を大きいポットに入れ替えた際、その発芽率を計算してみました。
麗夏      … 95%
サンロード   …  80%
みそら64    …  75%
でした。まったく同じ条件で育ててきたので、これらの数字はそのトマトの特性を表していると思います。ただ、「みそら64」は発芽率が悪かったので、4月16日に追加で播いたのですが、その発芽率は90%でした。温度もかなり影響していると思います。

2012年5月4日金曜日

安直な長芋植え

昨年「ムカゴ」から育てた長芋の種芋をハウスの中の籾殻の中に入れておいたところ、いつの間にか芽が出て、長い蔓まで伸びてきていました。そこで、急いで畑に植え付けることにしました。
 一昨年は、「クレバーパイプ」を使って植えてみたのですが、できるのは扁平な芋ばかりで、掘るのは確かに楽だけれど、植え付けるのは溝を掘ったりで結構苦労なので、あまりメリットが感じられなくてやめています。今年は、もっとも安直な植え方を考えてみました。畑の土を寄せて、種芋をその畝の上に置いて、周りの土をかけるだけです。5,60本植えて、30分もかかりませんでした。あとは、どんなものができるか、秋のお楽しみです。

2012年5月3日木曜日

フキの季節

いつも五月の連休の頃とっているフキは、今年の寒さで遅れるかなと思っていたのですが、四月に入っての高温と多雨のおかげで、例年通りの収穫ができました。とりたてて美味いというものではありませんが、この時季のものは柔らかく風味もいいので、煮物を食べれば季節を感じられて、年に一度は味わってみたいものになっています。
 それと、家人に言わせれば、「この時期は野菜が少ないので、貴重な存在」なのだそうです。

2012年5月2日水曜日

トマトと茄子の苗

三月の寒さで、発芽状態が良くなかったトマトと茄子ですが、このところの陽気で、いままでの遅れを取り戻しつつあります。ポットの土をケチって小ぶりのポットに種を播いたので、これから一回り大きいポットに移そうかと考えています。
  畑への移植は、あと二、三週間ぐらい先になりそうなので、もう少し大事に育ててやらないといけません。 (写真上はトマト、下が茄子)

2012年5月1日火曜日

レタスとキャベツ

 
3月と4月に植え付けたレタスとキャベツの様子です。この二つは、寒さに比較的強くて、かなり寒いうちに畑に植え付けても立派に育ちます。このところの気温の高い環境下で、生育も一段と早まってきました。