2012年5月27日日曜日

田植えの季節に思う

こちらでは、田植えの最盛期を迎えました。野菜作りでやることが山のようにあっても、田植えも時季が来ればやらなければなりません。
今年は、減反の田圃があるので、田植えも一日で終わります。私も、わずかばかりの「戸別補償」 をもらっているので、減反はやらざるをえません。政府の減反政策は、猫の目行政の典型みたいなもので、まったく理解できません。「戸別補償」についても、一年目は農協に問い合わせてもちゃんとした回答が返ってこなくて参加しなかったのですが、「地区割りローテーションで減反をやっている場合は、割り当てられた年に減反すれば、ほかの年に減反してなくてもやったことになる」と言うことをあとで知って、去年から参加したような有様です。
減反だって、政府の政策に賛同してやっているわけではありません。隣近所のおつきあいでやっているだけのものです。このあたりでも、減反をしない人が年々増えてきていて、遅かれ早かれこの政策も破綻は目に見えているような感じを受けます。
本来楽しいはずの米作りも、無策の行政に翻弄され、この国の農業の未来を象徴するような存在になっていることは、まったく悲しいことです。