里芋や大根などの根菜類を越冬させるために、簡易ビニールハウスをつくりました。昔、父親が花卉栽培をしていたときに使っていたものを利用して、畑に穴を掘ってその上にハウスをつくったのです。穴には野菜類を入れ、土をかけてその上に藁をたくさん敷き詰めておきました。こうしておけば、信州の冬もなんとか乗り切れるでしょう。春には、このハウスのなかで里芋などの「芽出し」ができるし、野菜の苗も育てることができそうです。
今年は、秋にかなり雨が降ったためか、ネギにもいろいろな病気が発生しました。
いつの間に11月も20日を過ぎてしまいました。今年の秋は結構雨が多く、本格的な霜もまだ降りないのでのんびしていたら、いつの間にか秋野菜の収穫の時季が来てしまいました。今日は、手始めにニンジンを掘りました。なぜニンジンにしたかというと、今年のニンジンは生長が良く、大きくなりすぎて割れるものが多くなってきたからです。これ以上大きくさせたら不良品の割合がますます多くなるので、寒さには結構強くそんなに急ぐ必要のないニンジン掘りを優先させたわけです。
11月3日の寒波の到来で、あんなに元気がよかった里芋も、上の写真のように一瞬のうちに葉が枯れてしまいました。4日も最低気温が氷点下になるというので、あわてて里芋掘りをおこないました。里芋は低温にはとても弱く、地上近くの芋まで傷んでしまうので、手早く収穫してしまうに限ります。
今年は、越冬させるために、大部分を株ごと掘ってきました。おかげで、軽トラックの荷台が山盛りになるほどありました。あまりに多いので、近所の友人に「出荷するの?」と言われてしまいました。でも、出荷はしません。里芋は、うまく作るのはなかなか難しいし、あげるとみんな喜んでくれるので、親戚や友人に配ります。そして、なによりも私自身年をとったせいか、この里芋が結構好物なのです。