2011年11月26日土曜日

里芋の保存

 最低気温が氷点下になったので、収穫しておいた里芋の種芋を越冬させるためにビニールハウスのなかの穴に埋め込みました。以下、私のおこなった保存方法を紹介します。
 穴はできるだけ深い方が耐寒性があって良いのですが、手掘りでは5、60センチが限度です。上の写真のように、株のまま逆さにして穴の中に並べます。株から子芋を切り離すと、切り口から腐りやすくなります。また、土を数十センチもかけるので、株を逆さにしないと、土の重みで子芋がとれてしまいます。

 土に埋ける株は、何回か日に干してできるだけ乾燥させておきます。茎が出っ張っているものは切っておいて、並べるときに安定するようにします。

 並べた株の上に籾殻をかけます。これは保温のためと、春に掘りだすときの目印にするためですが、必ずしもやる必要はないでしょう。その上から、土を埋め戻します。埋め戻した土は、山盛りにしたので、5~60センチはあると思います。

 真冬の寒さ(氷点下10度前後)にも耐えうるように、念のため藁を厚く土の上にのせます。最後にブルーシートで覆って終わりです。ビニールハウスのなかは、とても乾燥するので、ブルーシートで覆っておけば、土の湿り気は一定に保たれます。
 昨年は、この方法で、ほぼ100パーセント近い芋を腐らずに越冬させることができました。