2022年4月29日金曜日

トマトの接ぎ木

  十日ほど前に接ぎ木したトマトの苗が、うまく接ぎ木できたので、養生用ハウスから出しました。台木はサカタの「シャットアウト」、穂木は同じくサカタの「麗夏」です。
  ここ数年、トマトの青枯れ病が多発して、昨年は八月に入って地温が上昇してきたら、ほぼ全滅状態になってしまいました。もうトマト栽培はやめようかとも思ったのですが、最後のチャレンジとして、青枯れ病に強い台木に接ぎ木してもう一年栽培してみることにしました。
  茄子の接ぎ木は何年もやっているのですが、トマトははじめてです。今回は、「接ぎ木チューブ」を使ってやってみました。接ぎ木で最大のポイントは、養生をいかにするかにあります。今回は万全を期して、アルミの断熱遮光シートを二枚ほど新たに購入して、養生用トンネルをハウスの中に作り、そこで管理をしました。
  接ぎ木から五日目までは、ビニールシートとアルミシートで、完全遮光、遮熱、湿度100%の状態を作って、接ぎ木したものを置き、接ぎ木の状態を見ながら少しずつ外気に当てならしていきます。まだ萎れがある場合は霧吹きで水も吹き付けたりして、様子を見ます。
  そして、今日十日目には、十分に着いたようなので、養生ハウスから出しました。このあと、寒冷紗などで、日陰を作ってやりながら、もう少しハウス内で育てていきます。 今回は、今のところ、400本接いで、不良が10本あまりでしたので、望外の成功でした。