2010年8月23日月曜日

炎暑にはなぜか似合う百日紅

 庭の片隅に咲いている百日紅の花を見ていると、連日の炎暑でぐったりしている身体を鞭打つオーラが漂ってきます。この木は、暑さに負けじと、ピンクの可憐な花をずっと咲かせ続けているのです。
 ところで、百日紅は中国原産で、もともとの中国名が「百日紅」で、この漢字の名前に日本名のサルスベリをあてたもののようです。
 暇つぶしに、中国語入力ツールで「bai ri hong」と打って変換させると、「百日红」とでてくるので、中国語の辞書にも名詞として登録されているようです。「百日紅」を検索していたら、次のような中国語の成語に行き当たりました。 「人無千日好、花無百日紅」 … 「人がいつまでも幸せであり、花がいつまでも綺麗に咲き続けることはない」 のだそうです。 そういえば、百日紅は夏の間ずっと咲いています。長い間(その象徴としての百日)綺麗に咲き続ける故の百日紅、なんとも味わい深い命名ではありませんか。