2021年5月29日土曜日

この肥料環境に優しいですか


 NHKのWEBニュースを見ていたら、とても衝撃的な記事がありました。これです。海岸で見つかった意外なマイクロプラスチックとして、水稲の肥料に使われているコーティング材のプラスチックがとりあげられていました。稲の穂が出る直前にコーティング材が溶けて、中の肥料がちょうど必要とされる時期に稲に吸収されるというもので、追肥の散布を省略できる優れものとして、多くの稲作農家で使用されています。私も、数年前から、追肥散布の労力軽減のために使っています。
 しかし、問題なのは、そのコーティング材が水田から流れ出し、海を漂うマイクロプラスチックになっているという事実なのです。このことは、私も初めて知りました。しかも、この衝撃的事実については、周りではあまり問題視されず、便利さだけが強調されて、使用する農家が増え続けているのです。そこで、私は問いたい。「拝啓、全農様。この肥料は環境に優しいですか? 使い続けてもいいものなのですか?」一零細農家の小さな問いかけですが、お答えいただけたらありがたいです。