先週、畑の潅水をおこなっていたところ、急にポンプのエンジンが止まってしまいました。再度エンジンをかけようと思って、リコイルスターターを引っ張ってもまったく動かないのです。「やばい」と思ってエンジンオイルを点検すると案の定全然ないのです。近くの農機具店に持ち込んで見て貰うと、やはりエンジンの焼き付きで、修理費は新品を買うぐらいかかるとのことでした。ポンプに直結しているエンジンは、4サイクルでもコンパクトに作られているので、クランクケースが小さく入るオイル量もすくなく、ちょっとした油断が致命的故障になってしまったようです。
ポンプはもう一台、二十数キロの大きなものがあるのですが、畑でちょっとした潅水に使うには重すぎて不便です。「二十数年も使ったので、もう減価償却したからよし」と自分に言い聞かせて泣く泣く新品を購入しました。ホームセンターで、「工進」のポンプを26,000円の出費でした。エンジンは、富士重工製で、4サイクルです。重量は、約6キロで、片手で軽く運べます。でも、揚程は35メートル、吐出量は110リットル/分と性能はまあまあです。
農機具店で勧められたホンダのポンプの約半額でした。それにしても、性能はほとんど同じなのにどうしてこうも値段が違うのでしょうか?もっとも、そのホンダのポンプも、ネットで3万円少しで売っているところがありましたが。
ところで、「揚程」とか、「吐出量」などという言葉を聞くと、学生時代にポンプの設計の課題があって、結構苦労した記憶がなぜか蘇ってきました。