「上田市民の山」太郎山をネットで検索すると、その特徴の一つとして「逆さ霧」があげられています。「逆さ霧って何?」と疑問をお持ちの方へ、今日の午後ちょうど逆さ霧が現れたので、その写真をアップしておきます。北の長野市方向から、寒気が流れ込んでくるとき、太郎山を越えて寒くて比重の重い空気が滝のようになって下ってくるのです。上田盆地の暖かい空気のなかに、山を越して寒い空気が流れ込んでくると、写真のように逆さ霧が現れるというわけです。
頂上付近にある太郎山神社の大鳥居
太郎山山頂は、1164メートルだそうです。白馬から穂高にかけての北アルプスの山々が正面に見えます。
登山道の途中ですれ違う人たちの多くは、熊よけのために鈴を鳴らしたりラジオをかけたりしています。「私も」と思って、帰りにホームセンターを覗いてみたら、下の写真のような鳴子とセットになった熊よけ鈴が売られていました。 「流石、太郎山の麓にあるホームセンターだけのことはある」と感心しました。
深田久弥『日本百名山』のひとつ四阿山(右)