七夕が近くなると、「里芋の葉の上にある水滴を集めて、それで墨をすって願い事を書くと願いがかなう」というようなことをいわれた記憶が蘇ってきます。
朝早く畑に行くと、里芋の葉の上にはたくさんの水滴がのっています。私は、いままでこの水滴は結露かなにかでできたものだと思っていました。しかし、実際はこれは里芋が葉から放出している水なのだそうです。たしかに、よく観察すれば、細かい水滴がびっしりと葉の表面についていますし、だんだん盛りあがってきて、細かな水滴が集まってしだいに大きな水滴へと成長していきます。
里芋や蓮の葉の表面にはものすごい撥水効果があって、ロータス効果と呼ばれる特性を持っています。
Wikipedia によると、「ハスの葉はその微細構造と表面の化学的特性により、決して濡れることがない。葉の表面についた水は表面張力によって水銀のように丸まって水滴となり、泥や、小さい昆虫や、その他の異物を絡め取りながら転がり落ちる。この現象がロータス効果として知られる。 また里芋の葉などでも微細構造と表面の化学的特性から同様の効果が見られる。」のだそうです。
里芋の葉の表面の水滴にこんなに奥深い真理が隠されていたとは、まったくの驚きです。
2010年7月28日水曜日
2010年7月25日日曜日
スイカの初取り
2010年7月24日土曜日
トマトの尻腐病
最近、トマトの実が黒く腐ってしまうものが多発しているので、一体どんな病気なのだろうかと不思議に思っていました。腐る実が多いのに、葉や茎の部分は青々として何もないのです。
しかも、いままで水田になっていて今年はじめて野菜を作り始めた圃場だけに発生していて、ずっと野菜を作り続けてきた圃場ではひとつも発生していないのです。
不思議に思っていろいろ調べてみると、これは「尻腐病」といって、トマトの生理障害によって引き起こされる病気だということがわかってきました。原因は、土のなかの微量要素のカルシウムが欠乏していておこるのだそうです。苦土石灰や堆肥などをたくさん投入してトマトに適した土作りをしなければならなかったのです。
確かに、いままで野菜を作り続けてきた畑は、藁や苦土石灰などをたくさんいれ、土作りに心がけてきましたが、水田だったところは消石灰と化学肥料が中心で、いままで野菜をつくっていないので病気などの障害は起きないだろうと甘く見ていました。
というわけで、少しでも被害を軽減させようと、葉からカルシウムを吸収させる「アクアカル」という栄養剤を散布してみました。それにしても、野菜作りを甘く見てはいけないと痛感しました。トマトひとつとって見ても奥はとても深いです。
しかも、いままで水田になっていて今年はじめて野菜を作り始めた圃場だけに発生していて、ずっと野菜を作り続けてきた圃場ではひとつも発生していないのです。
不思議に思っていろいろ調べてみると、これは「尻腐病」といって、トマトの生理障害によって引き起こされる病気だということがわかってきました。原因は、土のなかの微量要素のカルシウムが欠乏していておこるのだそうです。苦土石灰や堆肥などをたくさん投入してトマトに適した土作りをしなければならなかったのです。
確かに、いままで野菜を作り続けてきた畑は、藁や苦土石灰などをたくさんいれ、土作りに心がけてきましたが、水田だったところは消石灰と化学肥料が中心で、いままで野菜をつくっていないので病気などの障害は起きないだろうと甘く見ていました。
というわけで、少しでも被害を軽減させようと、葉からカルシウムを吸収させる「アクアカル」という栄養剤を散布してみました。それにしても、野菜作りを甘く見てはいけないと痛感しました。トマトひとつとって見ても奥はとても深いです。
2010年7月19日月曜日
2010年7月17日土曜日
2010年7月15日木曜日
雨で元気な里芋
毎日のように大雨警報が発令されていて、畑は水浸しです。畑の作物にもいろいろと影響が出始めていて、キュウリやスイカなどにも病気が見受けられるようになってきました。
こうしたなかで、里芋だけは生き生きとしています。さすが水をこのむ作物だけはあります。もう、葉も腰のベルトの高さぐらいまで伸びてきています。ここまで成長してくれば一安心です。130株植えたうち、100株以上は、とてもいい株になっています。
梅雨があけたら、マルチをとって追肥と土寄せをやろうと考えています。いままでは、土寄せをしなかったので、青い小芋がたくさんできてしまったのですが、こうした反省にふまえ今年はもうすこし手をかけてやろうかと思っているのです。
こうしたなかで、里芋だけは生き生きとしています。さすが水をこのむ作物だけはあります。もう、葉も腰のベルトの高さぐらいまで伸びてきています。ここまで成長してくれば一安心です。130株植えたうち、100株以上は、とてもいい株になっています。
梅雨があけたら、マルチをとって追肥と土寄せをやろうと考えています。いままでは、土寄せをしなかったので、青い小芋がたくさんできてしまったのですが、こうした反省にふまえ今年はもうすこし手をかけてやろうかと思っているのです。
2010年7月13日火曜日
2010年7月12日月曜日
タヒチとブラックボール
このところの連日の雨で、畑の作物は生長が著しいものの、病気も多少発生してきています。スイカも炭疽病が少し発生してきているので、やむなく殺菌剤「ダコニール1000」を散布しました。ギリギリの低農薬栽培を目指している私ですが、まったくの無農薬栽培というわけにはいきません。
今年は、苗で購入した「ブラックボール」3本、自分で種から育てた「タヒチ」と「小玉スイカ」を10数本、計20本ばかり植えてみました。自分で種から育てた「タヒチ」はほとんど炭疽病が発生しておらず、来年は全部自分で種から育ててみようと思っています。 スイカ畑は、当初予定していたより、かなり広がってしまいました。雑草が生えてくる余地がないほどツルの成長は盛んです。
(写真右上が「タヒチ」、左中は「ブラックボール」。共に黒皮スイカです。)
今年は、苗で購入した「ブラックボール」3本、自分で種から育てた「タヒチ」と「小玉スイカ」を10数本、計20本ばかり植えてみました。自分で種から育てた「タヒチ」はほとんど炭疽病が発生しておらず、来年は全部自分で種から育ててみようと思っています。 スイカ畑は、当初予定していたより、かなり広がってしまいました。雑草が生えてくる余地がないほどツルの成長は盛んです。
(写真右上が「タヒチ」、左中は「ブラックボール」。共に黒皮スイカです。)
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