2022年11月7日月曜日
ひとみ五寸ニンジン
8月12日に種を播いた「ひとみ五寸ニンジン」ですが、収穫適期が播種後110日ぐらいと取説にはあります。しかし、まだ80日ぐらいで、部分的に十分な大きさになってきたので、収穫を始めました。ニンジンも、いろいろな品種を栽培してみましたが、自分的にはこの「ひとみ五寸ニンジン」が一番いいように思います。栽培的にも病気に強く、また吸い込みがいいので土寄せしなくても肩が青くなりません。また、色つやもよく、食味も最高なので、私は毎年このニンジンを栽培しています。
今回、このニンジンは、播種は種まき機「ごんべい」でおこない、その後除草剤「ゴーゴーサン細粒剤F」をまいただけで、後は一切手をかけていません。畑をトラクターでおこし、畝たてをし、種をまいて、除草剤をまく、この一連の作業を150坪ぐらいの畑で実働半日ぐらいでしょうか。肥料は、前作の残りで、今回新たにまいてありません。それで、これだけのニンジンが収穫できているので、コストパフォーマンス的にも最高です。
ちなみに、ニンジンを洗うのは、掘ってきてペルー缶にいれて、水を流しながらおおきい棒ブラシで5分ぐらいかき混ぜるだけです。それでこれだけきれいになります。30キロぐらいのニンジンを洗うのに20~30分ぐらいです。
2022年10月30日日曜日
収穫間近の里芋ですが霜で無残な姿に
今年の秋は、10月に数回霜が降りて、例年よりかなり寒く感じられます。里芋も収穫時期が近くなってきましたが、葉が霜にやられて、完全にチリチリ状態になってしまいました。今は、玉ネギの定植で忙しいので、その作業が一段落したら、いよいよ里芋掘りに取りかかろうと思います。さて、今年の里芋のできはどうでしょうか?
2022年10月7日金曜日
2022年10月2日日曜日
長ネギの収穫
10月1日から、長ネギ(ホワイトスター)を収穫して、直売所に出し始めました。長ネギは、例年並みに順調に生育して、土寄せも2度ほどおこなった甲斐もあって白い部分も長く、立派になりました。
長ネギは、白い茎が長く太いのと、葉の部分がきれいなのが良品の指標で、 葉枯れ病と黒班病対策に殺菌剤3回(アミスター20フロアブル、パレード20フロアブル)、アザミウマなどの害虫対策に3回(ハチハチ乳剤、アファーム乳剤)ほど農薬散布をおこないました。ただ、殺菌剤と殺虫剤は混用散布ですので、実質3回散布ですが。
これから、一ヶ月はネギの皮むきでかなり大変ですが、秋野菜の出荷第一弾なので、エネルギーも結構充電されているので頑張りたいと思っています。
ちなみに、直売所へは、65センチの袋に入れて出しているので、ネギの長さは袋から5センチ~10センチ出るくらいで頭をそろえています。したがって、全長は70センチ~75センチになります。
2022年9月29日木曜日
2022年9月23日金曜日
秋野菜の季節
8月12日に種を播いたニンジン
9月5日に定植した白菜
今日は、秋分の日です。家人の病気と介護が続き、キュウリやナスの夏野菜の収穫なども忙しく、なかなかブログも更新できないでいました。このところの雨続きで、農作業の方も休みの日が多くなり、ブログの方もボチボチ更新していこうかと思い立ちました。
畑の方は、現在、茄子を一日おきに収穫しています。長ネギもあと一週間もしたら収穫しようかと思っています。夏に種を播いたニンジンと、白菜が大きくなってきました。このほかにも9月になってから種を播いた大根、小松菜、チンゲンサイがかなり大きくなってきました。いよいよ秋野菜の季節です。これから畑の様子も少しずつ紹介していこうと思っています。
畑の方は、現在、茄子を一日おきに収穫しています。長ネギもあと一週間もしたら収穫しようかと思っています。夏に種を播いたニンジンと、白菜が大きくなってきました。このほかにも9月になってから種を播いた大根、小松菜、チンゲンサイがかなり大きくなってきました。いよいよ秋野菜の季節です。これから畑の様子も少しずつ紹介していこうと思っています。
余談ですが、ニンジンと白菜の写真、雑草が少ないと思いませんか?雑草取りはたいへん労力を使う作業で、できればやりたくないです。かといって、マルチ張りも大変です。今回は除草剤「ゴーゴーサン細粒剤F」を使いました。ニンジンは、播種後、白菜は定植前に散布してあります。無農薬栽培は理想ですが、登録農薬を上手に使うのもある程度はやむを得ません。
2022年7月5日火曜日
今年はジャガイモは大豊作
一昨日、ジャガイモの出荷が終了しました。6月10日頃から、直売所に出し始めて、毎日ジャガイモ掘りに明け暮れました。今年は、ジャガイモは大豊作で、数が多いだけでなく、芋も全体的に大きいです。キタアカリは、比較的小さい芋が多いですが、大きすぎて直売に出すのをためらうようなものも多かったです。
ジャガイモの収穫が終われば、これからはキュウリ、ナス、トマトの果菜類3種が本番になってきます。
2022年6月10日金曜日
ブロッコリーとグリーンボール
6月に入ってから、ブロッコリーとグリーンボールを直売所に出しています。グリーンボールは、裂球しなければ畑に何日かは収穫しないでおいておくことが可能ですが、ブロッコリーは蕾が開いてしまうので、短期決戦です。500本ほどのブロッコリーの収穫を4~5日でおこないましたが、朝採りして袋詰めをしなければならないので、早朝が勝負でヘトヘトになってしまいました。
2022年6月6日月曜日
2022年5月21日土曜日
2022年5月15日日曜日
2022年5月3日火曜日
ナスの接ぎ木
ナスの台木「トナシム」が接ぎ木できる大きさになったので、ナスの接ぎ木をおこないいました。写真左は、ナスで「割接ぎ」、右はトマトで「接ぎ木チューブ」を使ったものです。すでに、トマトは完全に接合しているので、養生ハウスから出してあったものです。
ナスの場合は、台木と穂木の大きさをそろえるのが難しく、しかも茎が円筒形ではなく、「接ぎ木チューブ」を使った接ぎ木はうまくいかないので、クリップを使った「割接ぎ」でやるのが一般的のようです。
土壌に菌がいなければ、こんな接ぎ木をやらないで自根苗を植えるのが一番簡単なのですが、ナスにも半身萎凋病 とか萎凋病という厄介な病気があるので、やはり耐病性のある台木に接ぎ木をするのが不可避です。台木「トナシム」、穂木「筑陽」「PC筑陽」で何年も接ぎ木栽培をおこなっているのですが、この組み合わせでタキイから苗を購入すると、1本500円もするので、300本植えるとなると、やはり自分でやらざるを得ません。
2022年4月29日金曜日
トマトの接ぎ木
十日ほど前に接ぎ木したトマトの苗が、うまく接ぎ木できたので、養生用ハウスから出しました。台木はサカタの「シャットアウト」、穂木は同じくサカタの「麗夏」です。
ここ数年、トマトの青枯れ病が多発して、昨年は八月に入って地温が上昇してきたら、ほぼ全滅状態になってしまいました。もうトマト栽培はやめようかとも思ったのですが、最後のチャレンジとして、青枯れ病に強い台木に接ぎ木してもう一年栽培してみることにしました。
茄子の接ぎ木は何年もやっているのですが、トマトははじめてです。今回は、「接ぎ木チューブ」を使ってやってみました。接ぎ木で最大のポイントは、養生をいかにするかにあります。今回は万全を期して、アルミの断熱遮光シートを二枚ほど新たに購入して、養生用トンネルをハウスの中に作り、そこで管理をしました。
接ぎ木から五日目までは、ビニールシートとアルミシートで、完全遮光、遮熱、湿度100%の状態を作って、接ぎ木したものを置き、接ぎ木の状態を見ながら少しずつ外気に当てならしていきます。まだ萎れがある場合は霧吹きで水も吹き付けたりして、様子を見ます。
そして、今日十日目には、十分に着いたようなので、養生ハウスから出しました。このあと、寒冷紗などで、日陰を作ってやりながら、もう少しハウス内で育てていきます。 今回は、今のところ、400本接いで、不良が10本あまりでしたので、望外の成功でした。
ここ数年、トマトの青枯れ病が多発して、昨年は八月に入って地温が上昇してきたら、ほぼ全滅状態になってしまいました。もうトマト栽培はやめようかとも思ったのですが、最後のチャレンジとして、青枯れ病に強い台木に接ぎ木してもう一年栽培してみることにしました。
茄子の接ぎ木は何年もやっているのですが、トマトははじめてです。今回は、「接ぎ木チューブ」を使ってやってみました。接ぎ木で最大のポイントは、養生をいかにするかにあります。今回は万全を期して、アルミの断熱遮光シートを二枚ほど新たに購入して、養生用トンネルをハウスの中に作り、そこで管理をしました。
接ぎ木から五日目までは、ビニールシートとアルミシートで、完全遮光、遮熱、湿度100%の状態を作って、接ぎ木したものを置き、接ぎ木の状態を見ながら少しずつ外気に当てならしていきます。まだ萎れがある場合は霧吹きで水も吹き付けたりして、様子を見ます。
そして、今日十日目には、十分に着いたようなので、養生ハウスから出しました。このあと、寒冷紗などで、日陰を作ってやりながら、もう少しハウス内で育てていきます。 今回は、今のところ、400本接いで、不良が10本あまりでしたので、望外の成功でした。
2022年4月28日木曜日
春がすすんで賑やかな畑
リンゴの花も落下期に入り、時として夏のような暑さになることもある今日この頃ですが、畑もかなり賑やかになってきました。
玉ネギは 、早稲種が玉伸び著しくあと十日もすれば収穫できそうな勢いです。三月中旬に植え付けた馬鈴薯は、一度遅霜にあって、真っ黒に枯れてしまいましたが、見事復活して、土寄せをおこないました。キャベツは三月下旬の雪で、植え付けが四月にずれ込んでしまいましたが、「ベタガケ」をかけた効果もあって、大きく生長してきました。
トマト、茄子、キュウリの果菜類はまだまだハウスの中で育苗中ですが、玉ネギ、馬鈴薯、キャベツ、ブロッコリー、レタス、ほうれん草、長ネギと、すでに植え付けが終わっている野菜たちは、日増しに大きくなって畑を賑わせています。(写真は上から、玉ネギ、馬鈴薯、キャベツ)
2022年4月14日木曜日
長ネギ(ホワイトスター)の定植
この二日間ほど、長ネギの定植をおこないました。品種は、タキイの「ホワイトスター」です。昨年の9月に1デシリットルほどの種を播いたものが、気温の上昇とともに、青々と生長してきて、定植適期になってきたので、苗を掘りあげて一本ずつ手植えをおこないました。苗を掘って、根を離してそろえるのにかなり時間がかかって、結局200坪ぐらいの畑に5~6千本植えて二日かかりました。
長ネギ定植のポイントは、かける土をできるだけ少なくすることと、密植植えにすることではないかと思います。活着したネギは、土の生え際から真っ直ぐ上に伸びようとするので、土を少なくかけることで、ネギの曲がりを抑えられます。また、3~5センチ間隔の密植植えにすることで、スラリとした白い部分が長いネギを収穫できます。
長ネギ定植のポイントは、かける土をできるだけ少なくすることと、密植植えにすることではないかと思います。活着したネギは、土の生え際から真っ直ぐ上に伸びようとするので、土を少なくかけることで、ネギの曲がりを抑えられます。また、3~5センチ間隔の密植植えにすることで、スラリとした白い部分が長いネギを収穫できます。
2022年3月26日土曜日
2022年3月23日水曜日
彼岸の雪 苗の定植は当分おあずけ
レタス、キャベツ、ブロッコリーの苗が定植適期に近づいてきたので、そろそろ定植をしようかと、肥料をまいてトラクターでおこし、畝たてまで完了していたのですが、昨日の雪で畑は真っ白になってしまい、当分定植はできそうもありません。
彼岸過ぎの雪はそれほど珍しくはありませんが、10センチ近くの雪となると、 やはり大雪で、数日は農作業はできません。早く、雪が融けて畑が乾くのを待つしかありません。写真下は、今朝の畑の状況。上は、キャベツの苗。
彼岸過ぎの雪はそれほど珍しくはありませんが、10センチ近くの雪となると、 やはり大雪で、数日は農作業はできません。早く、雪が融けて畑が乾くのを待つしかありません。写真下は、今朝の畑の状況。上は、キャベツの苗。
2022年2月22日火曜日
レタス、キャベツ、ブロッコリーの苗
2月に入ってから種まきしたレタス、キャベツ、ブロッコリーが発芽して、順調に生育しています。当地では、今日も雪がちらつき、まだまだ厳冬期ですが、ハウスの中は日差しがあるときは40度近くになることもあり、加温設備なしでも10日前後で発芽します。
レタスやキャベツは、寒さに強くハウス内でトンネルをかけてやれば、外気の最低気温がマイナス10度近くになっても、日中の高温のおかげできちんと生育します。これらの苗も、あと一月もすれば、畑に定植することができるようになります。
2022年1月17日月曜日
『白狗秋千架 』(白い犬とブランコ)
農作業は、12月いっぱいで、今はあまりにも寒いので、完全に冬ごもり状態です。畑の片付けなど、やることはたくさんあるのですが、充電期としてあえて農作業はやりません。
以前、買っておいた本やDVDを見ていたら、ノーベル文学賞受賞作家である莫言さんの短編集のなかの『白狗秋千架 』が印象強かったので、再度原作を読み直し、映画を見ています。中国語で20ページほどのこの短編は、川端康成の『雪国』の「黒い屈強な秋田犬が川縁の石の上で温泉のお湯を舐めている」という描写からひらめいて書かれたものだそうです。ブランコの綱が切れて、大けがをさせて後遺症が残った恋人と、街に出て大学を出て教師になった青年を巡る物語ですが、片目の失明という後遺症が残った娘が自ら身を引く形で唖の男に嫁いでこれまた唖の三つ子の男の子を産むのです。十年ぶりに故郷に戻った青年と娘の再会、その中で罪の意識をもっている青年と自ら身を引いた娘の心の葛藤が描かれていくのですが、最後の数行になると、グサっと心が抉られるような場面が描かれるのです。
…你说实话,要是我当时提出要嫁给你,你会要我吗?” 我看着她狂放的脸,感动地说;“一定会要的,一定会。” “好你…你也该明白…怕你厌恶,我装上假眼。我正在期上…我要个会说话的孩子…你答应了就是救了我了,你不答应就是害死了我了。有一千条理由,有一万个借口,你不要对我说。” (… あの時お嫁にしてくれといったら、してくれた。…ぜったいしたよ。…わかっているでしょう。あなたが気味悪がるといけないから義眼をしてきたわ。今なら、赤ちゃんができるわ。私は話し相手になる子がほしいの。いいと言ってくれたら私を救うことになるし、断ることは私を殺すことよ。どんな言い訳も言っちゃだめよ。)
この短編の題名にある白い犬は、高密県東北郷原産で、青年が村を離れるときに娘に託したものなのですが、物語を紡いでいく上で重要な役割をはたしていきます。村を離れる青年を高粱畑へ導いていって、上記の場面になるのですが、犬が青年を連れてこられるかどうかに自分たちの運命をかけるというのです。
「白い犬とブランコ」のさわりを紹介してみました。今は、ネット社会で、あまり本を読まなくなりましたが、莫言文学は、いつ読んでも重量感満載で、また読みたくなります。
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