玉ネギは、越冬期をすぎて葉が伸びるときは、肥料をたくさん吸収して大きくなり、玉が大きくなり出す頃は肥料は少ない方が実がしまって甘みがあるものができるのだそうです。そして、5,6月の玉が伸びる時期に肥料が残ると玉に糖分が十分蓄えられず、病害抵抗性のプロトカテク酸やフェノール化合物が減少してしまって、貯蔵中の細菌に対する抵抗力が落ちてしまい腐り易くなるのだそうです。
したがって、追肥は葉が伸び出す直前の3月頃にやって、あとはできるだけ肥料が残らないようにするのがいい玉ネギを作るコツのようです。
毎年玉ネギのかなりの量を腐らせてしまうので、ことしは半分は追肥を施肥し、残りは元肥だけで栽培してみました。写真左は元肥だけのもの、右は追肥したものです。元肥だけのものは、黄色みがかっていて少しいじけているようですが、貯蔵性はいいものができるのではないかと期待しています。