数日おきに雨が降って、稲の脱穀もなかなかできないので、白駒池の紅葉を見に行ってきました。白駒池は、先日登った北横岳の南にあって、距離も それほど離れてはいないのですが、その日は寄ることができなかったので、日を改めて出直しました。池の紅葉だけでは少し物足りないので、ニュウまで足を延ばして登ってきました。
行きは、佐久まわりで佐久穂町から国道299号メルヘン街道を進みます。白駒伝説にちなんでこんな名前がつけられたのでしょうか?
途中の紅葉も見事でした。思わず車を停めて写真を撮りました。
大石川のせせらぎの音が聞こえるあたりですが、目を見張る紅葉でした。
途中には、白樺の群生地があります。黄色く色づいた白樺林も見事でした。
白駒池の有料駐車場に車を停めて、白駒池に向かいます。約600メートルだそうですが、シラビソやコメツガの苔むした原生林のなかにつくられた遊歩道を行きます。
白駒池に着きました。紅葉のピークは少し過ぎたらしいですが、まだまだ素晴らしいです。
白駒池は標高2115メートル。天然の湖でこの高さにあるものとしては日本最大級だそうです。でも簡単に来れるので、子供からお年寄りまで観光客で賑わっています。
紅葉スポットには、カメラマンがたくさんいます。いい瞬間を切り取るために、三脚を開いてじっと待っているんですね。
白駒池には白駒荘と青苔荘の二軒の山小屋があります。青苔荘まえから白駒荘側を写してみました。
池だけでは物足りないので、ニュウまで登ってみることにしました。苔蒸した原生林のなかの登山道を進みます。登山道は、途中から大きな石がゴロゴロする険しい道となります。
ニュウの頂上にある三等三角点(標高2352メートル)です。ここは乳岩というのだそうです。「ニュウ=乳」ですか? でも、「稲むら」の佐久地方の方言からきているという説もあり、本当のところは謎です。ともあれ、八ヶ岳の山々をネットで検索していろいろと見ていて、「ニュウとはおもしろい名前だ」と、ずっと気になっていました。
岩の上に恐る恐る登る女性。岩の反対側は絶壁だそうです。頂上はちょうどガスがかかっていたので、それほど怖さを感じないようですが、晴れていたら足がすくんでしまうそうです。
ガスの切れ目から白駒池が見えました。正面は北横岳方向です。
帰りは、麦草峠を通って、茅野回りです。家まで約70キロ、2時間弱でした。カーナビをみてみたら、どちらのコースを通っても同じくらいの距離でした。