2012年10月8日月曜日

白芙蓉に映える紅葉 甲斐駒ヶ岳

 花崗岩の山肌は白く美しい甲斐駒ヶ岳

 駒津峰の南斜面は紅葉が真っ盛り

米の収穫と出荷も終わって、秋野菜の収穫まではすこし間のあるこの時期、甲斐駒ヶ岳(標高2,967メートル)に登ってきました。
 仙丈ヶ岳や北岳に登ったときに、その美しい姿はいつも目にしているのですが、何度も見るにつけ、深田久弥の『日本百名山』に「甲斐駒ヶ岳は名峰である。もし日本十名山を選べと言われたとしても、私はこの山を落とさないだろう。(この山を讃えた僧海量の漢詩を引用して)…信州側からすれば、碧芙蓉ではなく、白芙蓉ということになろうか。」とまで言わしめたこの山を登らずにはおれなくなったのです。

 北沢峠から双児山へ登ってくると視界が開け北岳や間ノ岳、塩見岳がきれいに見えます

南アルプスの女王・仙丈ヶ岳が正面に見えてきます。優雅な山容です

  甲斐駒ヶ岳も頭をのぞかせてきます。登る闘志が湧いてきました

 鋸岳が目の前に見えます。標高はそれほど高くありませんが、険しい山です

駒津峰まで来ると摩利支天と甲斐駒ヶ岳が正面に迫ってきました

 今日は好天に恵まれ中央アルプスの山々もよく見えます

 朝のうちは天気が良く、富士山が鳳凰三山の奧に望めました

駒津峰を過ぎて、間違えて直登コースに入ってしまいました。大きな岩をよじ登ったりで、ここまで来てやっと写真を撮る余裕が生まれました。写真より実際は、かなりの急斜面です。


頂上には、三時間あまりで着きました。7時前に登り始めたので、まだ10時前でした。写真は甲斐駒ヶ岳山頂にある祠です。

 頂上でくつろぐ登山者たち。連休最終日でも大勢の登山者が登っていました

頂上でゆっくり休んでいると、だんだんガスがかかってきました。仙丈ヶ岳も見えません。
 
 下山道の周りは白い砂で一面白の世界です

 下山は「巻き道」を降りてきました。滑りやすいので注意が必要です
これは、下山途中に撮った写真ですが、 左側の大きな岩の間を進む道が「直登コース」です。「巻き道」との分岐を見落として「直登」へ行ってしまいました。後には引けず、決死の思いで登り切りました。

駒津峰は、甲斐駒ヶ岳が正面に見える絶好の撮影ポイントです。下山してきた人たちは、皆ここで休憩して写真を撮っていきます。

山頂付近の拡大写真です。写真をクリックすると拡大しますので、山肌が鮮明に見て取れます。