梅雨のあいだの晴れ間に、やらなければならない仕事に梅漬けがあります。わが家は、昔から障子張りと梅漬けは男の仕事だそうで、私もいつの間にかこの二つは、家人にはまかせられないほどの腕を持つに至っています。
梅漬けで最も気を遣うのは、カビ対策です。塩分は15%ですが、これは多くするわけにはいきません。水気をできるだけ避け、あとは35度のホワイトリカーを水気のありそうなところにふりつけのが、ポイントです。
こうして梅酢が上がってきたら、赤ジソをたっぷりといれ、真夏の晴天日に三日ほど乾すと、とても美味しい梅干しができあがります。