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この稲藁の還元という作業は、単に有機肥料を施肥するという以上の意味があります。それは、稲の生長にとって不可欠な珪酸を補給するということです。珪酸は、他の作物にとってはそれほど必要とされていませんが、稲にとってはきわめて重要な肥料です。そして、その珪酸は稲藁のなかにそのまま蓄積されているのです。
それにしても、稲の体内に吸収されてできたプラント・オパール(非結晶含水珪酸体)が何千年もそのまま土中に残り、古代遺跡で稲が栽培されていたかどうか解るなんてほんとうに驚きです。まさに、稲と珪酸が切っても切れない関係にあることを明示していておもしろいと思いました。