馬鈴薯・キタアカリが遅霜で少し葉が枯れてしまったりしたのですが、全体的には大きく成長してきました。今年の種芋は、購入した段階で、かなり芽が出ていたので、生育も例年より進んでいます。現在は、トマト、茄子、キュウリの植え付け前準備を始めていて、これからその作業に集中しなければならなくなるので、その前の一時を狙って、馬鈴薯の土寄せをおこないました。
馬鈴薯は、芋が完全に土の中にあって、日光から遮断されないと、光合成が起こって芋の皮が緑色になる「青いも」になってしまいます。この「青いも」には、ソラニンやチャコニン(カコニンとも呼ばれている)という天然毒素の有毒成分が含まれていて、中毒を引き起こすので、食べることができません。したがって、馬鈴薯の土寄せ作業は、「食用に適さない芋を作らない」という意味において、とても重要な作業なのです。こうして、土跳ね上げ機で土を寄せて、できる限り芋が露出しないようにします。