2010年1月27日水曜日

根子岳山頂  富士山から佐渡まで一望

 毎日眺めていて、いつかは登ってみたいと思っている山の一つに根子岳(2207メートル)があります。この山は田中澄江の『花の百名山』のひとつに選ばれていて(花はウメバチソウ)、隣の四阿山に比べれば少し低いのですが、結構有名な山です。
  根子岳へは以前はへリスキーでいくことができたのですが、いまはそれも中止になり、「冬は登ることができないな」と思っていたのですが、奥ダボススキー場 の一番上から雪上車がでているという情報にふれ、冬晴れの今日、根子岳登山を決行しました。登山といっても雪上車の終点から数百メートルをスキーを着けて歩 いただけですが…。
 上の写真は根子岳の山頂にて撮ってもらったものです。下では風もなく良い天気でしたが、2200メートルの山頂は、風が強く地吹雪の世界で、まさに冬山のすごさを体感しました。
 奥ダボススキー場のリフトの終点からは、雪上車に乗れば2,30分で頂上直下のヘリポート跡に着きます。約3キロぐらいの道のりだそうです。スキーを滑らなくても、片道料金だけで雪上車に乗って帰ってくることもできるとのことで、山頂の景色を見にいくだけの人もいるらしいです。ちなみに料金は2800円でした。
 スノーモンスターが出迎えてくれます。北風を吹き付けられて、こんな格好になってしまいました。
 山頂からは、富士山が見えました。(上の写真) 日本海も綺麗にみえます。水平線にうっすらと白く見えるのが佐渡です。(下の写真)
 下山途中で逢った人の話だと、「いままで百回近く根子岳に登ったが、佐渡が見えたのは2,3回しかない」とのことですから、初めてで佐渡が見えたとなるとものすごくラッキーとしか言いようがありません。 北側には、志賀高原などが一望できます。白根山や横手山が正面にみえます。写真には写っていませんが、右手方向には日光の男体山が見えました。 上の写真は、妙高、黒姫方向の眺めです。下は、白馬岳などの北アルプス連峰です。写真をクリックして拡大してみてください。もうすこしグッと迫ってくる様子がわかると思います。 上の写真は、槍ヶ岳・穂高連峰と乗鞍岳方向のものです。一緒に登った人の話だと、北、南、中央アルプスのすべてが見えるそうです。こんなにすばらしい眺めを目の当たりにして、春先にもう一度来たいと強く感じました。ほんとうに「ヤミツキになりそう」です。
 帰りは雪上車で整備された3キロあまりのコースを一気に滑り降りて、満足した根子岳登山でした。ところで、山の上まで登らなくても奥ダボススキー場の最上部からは、下の写真ように北アルプス連峰がとてもよく見えます。