西山の龍門 (昆明)
午後は、昆明に戻って市内観光です。石林から昆明までは、約80キロぐらい離れていますが、高速道路で結ばれているので、時間はそれほどかかりません。昆明は雲南省の省都で、人口は620万人を超えています。 標高は1900メートルぐらいで、一年中春のような気候で、別名「春城」というのだそうです。しかし、いまは乾期で、しかも建設ラッシュで、街全体が埃っぽい感じがしました。
昆明に戻って最初に連れて行かれたのは、お茶屋さんです。こういう店に寄るのは、団体の観光旅行では避けられません。お店の小姐が、いろいろなお茶をだしてくれて、それについて日本語で説明してくれます。最後はお茶を買わされる羽目になるとわかっていても、みんな静かに聞いています。
上の写真は、「我要最便宜的(一番安いのを下さい)」と言って買った120元の普洱茶(プアール茶)です。普洱茶は、常温で熟成し、古くなればなるほど値段が高いです。120元の普洱茶でも5年も置いておけばかなりの高級茶になるでしょう。
このあと、昆明の観光名所である西山に向かいます。西山の断崖に張り付くように、三清閣という道教の寺院がつくられ、そこにはたくさんの石刻建築群があります。 つぎに、その建築物と像の写真を載せておきます。
龍門のところは、とても狭く、観光客でごった返しています。絶壁の途中に作られているので、高所恐怖症ぎみの私は、下をのぞけません。狭いところで、これだけの写真を撮るのが精一杯でした。
下をのぞいても安心な所で、ディエンチー(昆明湖)の写真を撮りました。奥は、昆明市内です。この湖は約300平方キロもあって、とても大きな湖です。
龍門には、バスの駐車場から電気自動車がでていて、行き帰りは電気自動に乗って移動です。そして、ここにもお土産屋が所狭しと軒を連ねていて、日本人とみると、「千円」「千円」と言ってしつこく付きまとってきます。あまりにしつこいので、「行李太重了」(荷物が重すぎてダメだ)と言ってやったら、まさか日本人観光客にこんなことを言われるなんて思ってもいなかったらしく、「行李太重了」「行李太重了」とつぶやきながらやっと離れていきました。
龍門から少し下がった道沿いに華亭寺があります。ここは、900年以上の歴史のある禅寺で、五百羅漢で有名だそうです。上の写真はその門ですが、立派なものです。
華亭寺の仏像です。仏像の表情は、日本とはかなりちがいます。おなじ禅寺ですが、中国のものは寺の建物もそうですが、どことなく派手で少しケバケバシイような印象を受けました。
昆明には、まだ見るところがたくさんあるのですが、今回の旅は世界遺産を見ることが主目的なので、これで終わりです。